台風200805号 (NAKRI) 台風の名前 = ナクリー (NAKRI) : 花の名前 [カンボジア]

2008年06月03日 08:00 JST

台風5号(NAKRI)は伊豆諸島南部を通過しています。すでに勢力はかなり衰えていますが、海はしばらく荒れそうです。5月に発生した台風はどれも伊豆諸島南部の似たような場所を通っています(今年の台風経路図)が、これは偶然に一致したというよりも、太平洋高気圧(亜熱帯高気圧)の勢力範囲のへりがずっとこの付近にあったから、ということになります。

2008年05月29日 23:30 JST

台風5号(NAKRI)は急速に発達してきており、この5月は台風の活動がかなり活発なシーズンとなっています。まず今シーズンの5月に発生した台風はこれで4つとなり(台風発生月で検索(北西太平洋)を使ってください)、1971年および1980年と並ぶ過去最多タイの発生数を記録しました。次に、今シーズンは台風2号がすでに中心気圧915hPaという強い勢力を記録しましたが、台風5号もこれに並ぶほどに発達するかもしれないという予報が出ています。中心気圧915hPaというのは、5月に発生した台風としては過去2位タイの低い中心気圧であり、もし台風5号がこの強さとなれば5月最強クラスの台風が今月は2個目となります。台風5号はサイズとしては小さな台風ですが、その分条件が整えば発達しやすいという可能性もあります。

2008年05月27日 21:30 JST

台風5号(NAKRI)がフィリピンの東で発生しました。今後は発達しながらしばらく北上するとの予報が出ています。今シーズンの台風の経路図は、トップページの右上の「台風発生数」コーナーにある「台風経路図」で確認できますが、現時点では本州のはるか南を北東〜東北東に進んで伊豆諸島南部から小笠原諸島付近に達する経路が多いことがわかります。この台風も再び似たような経路を通るかもしれません。 また、最近は台風の発生ペースが上がってきたため、現在の発生数は5個と平年の2.7個程度を上回っています。そこで、今年のペースが他の年と比べてどのくらい速いのかを、以下の手順でチェックしてみましょう。
  1. トップページの「台風発生数」コーナーで「平年=2.7個」をクリック。
  2. 「累積発生個数」コーナーの「5月27日までに発生した台風のリスト」をクリック。
  3. 一覧表が表示されるので、下方にスクロールしていき、「次の操作」コーナーの「発生年分布を表示」をクリック。
  4. ヒストグラムが表示されるので、最上行の「頻度」をクリックして頻度順に並べ替え。
上記の操作の結果、5月27日という時期に1951年以来で発生数が最多なのは1971年の8個、次に1976年と1965年の6個、そして2008年の5個が同数4位で続くことがわかります。この時点でのペースから年間ペースを予想することはできませんが、今のところはそれなりに速いペースで台風が発生しているとは言えそうです。

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