2012年05月08日

アメダス関連システムの復旧について

デジタル台風のアメダス関連システムは、2012年4月初めに障害が発生し、それ以来1ヶ月以上にわたって更新を停止していましたが、本日ほぼ復旧しました。以下にその原因と対処をまとめます。

そもそもの原因は、アメダス配信データのフォーマットが4月1日から突然変更され、風速の単位が1m/sから0.1m/sになったことにありました。事前の通知がなかったため、デジタル台風ではこの変更に対応できず、ウェブサイト上ではいきなり風速が10倍に表示されることとなりました。しかも不具合が発生した4月3日はたまたま全国的に強風の日だったため風速データがひどい状態となり、これ以上更新を続けることはできないと判断しました。そこでシステムを停止して、改修作業に入ることにしました。

ただし実際のところ、それ以前からアメダス関連システムは様々な問題を抱えていました。2005年2月のオープン以来システムが増築を重ねていたこともあり、バグやその他の問題が山積していました。そこで今回の停止をいい機会としてシステムを全体的に見直し、様々な懸案や既知のバグも同時に解決することにしました。そのために大量の変更作業が発生することとなり、1ヶ月以上の作業期間を要することになりましたが、結果的に以下の点でシステムを改善することができました。

その他、外見的にはあまり違いが見えませんが、細かい点を多数修正しました。