武鑑全集:空間的・時間的な構造化データを構築する効率的なワークフローの探求と江戸長期時系列データの構築

武鑑全集とは、江戸時代の200年間にわたって出版された武鑑を対象に、空間的・時間的な構造化データを構築し分析するプロジェクトである。武鑑は多くの版が残存しており、膨大な書籍群をいかに効率的に翻刻し構造化することが課題となる。そこで本研究では、IIIF Curation Platformやvdiff.jsなどのツールの活用、そして版比較アルゴリズムを用いた「差読」により、データ構造化を効率的に進めるワークフローを試行錯誤している。本発表では、現在のワークフローと、これまでに構築したデータセットを紹介し、江戸長期時系列データ構築の展望を述べる。

文献情報

北本 朝展, "武鑑全集:空間的・時間的な構造化データを構築する効率的なワークフローの探求と江戸長期時系列データの構築", デジタライジング研究会, 2024年1月 (招待)

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