生成AI時代の気象情報:「デジタル台風」の事例と観測・予測・発表への展開

生成AIの登場によって、気象情報はどう変わるだろうか。本講演ではこの問いに対して、AI研究とオープンサイエンスの視点から、現状を把握し、将来を展望してみたい。まず、我々が20年以上にわたって研究開発と運用を続ける「デジタル台風」におけるAI研究の流れをまとめる。次に、近年のAI研究の中心に位置する「基盤モデル」について、国立情報学研究所のLLMセンターなど国内外での研究を概観するとともに、気象分野における次世代AIモデルを簡単に紹介する。最後に、気象情報におけるAI活用の可能性を検討し、AI研究を支えるオープンデータの重要性を強調する。

文献情報

北本 朝展, "生成AI時代の気象情報:「デジタル台風」の事例と観測・予測・発表への展開", 気象庁 気象講演会, 2024年10月 (招待)

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