遺伝的アルゴリズム(GA)は生物の進化過程に触発された確率的探索アルゴリズムである。本論文で提案する「待ち行列型遺伝的アルゴリズム(QGA)」は待ち行列を基本とした「無世代型」のGAであり、「世代」という概念に基づく伝統的なGAに対し、集団サイズという制約に縛られない設計と非同期的な実行が可能となるなどの利点を持つアルゴリズムである。本論文はこのアルゴリズムの構成として、遺伝的操作モジュール、表現型形成モジュール、適応度評価モジュールの3個のモジュールを想定し、これらのモジュールの役割や設計方針などについて具体的に述べる。またテスト問題を用いて従来型GAと比較し、最後にQGAが使われるシステムとして、著者らの提案する画像散策システムについて簡単に触れる。
@InProceedings{ kt:ipsj98,
author = {北本 朝展 and 高木 幹雄},
title = {待ち行列型遺伝的アルゴリズムの特徴と応用},
booktitle = {情報処理学会 第57回全国大会},
volume = {2},
pages = {376-377},
year = 1998,
month = 10,
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note = {},
}