利根川・荒川決壊で東京含め関東平野が水浸し。気象庁ホームページに概要が掲載されています。
- 昭和22年 9月14日~9月15日 典型的な「雨台風」、利根川・荒川決壊で東京など関東平野が水浸し。
- 群馬・栃木両県で死者・行方不明者1,100名以上。
- 9月7日頃トラック島付近で発生、紀伊半島の南海上を北上し、9月15日、夜、房総半島南端をかすめて、翌日三陸沖へ。
- 台風によって、日本付近に停滞していた前線の活動が活発になり、関東地方や東北地方で大雨。
- 秩父付近では総雨量600ミリ、箱根付近は700ミリを超える。
- 関東平野周辺の山沿いにおける総雨量500から600ミリの大雨により、利根川では上流域の群馬県の赤城山系の沼尾川、白川などで土石流が発生し、多くの犠牲者を出した。
- 埼玉県東村新川通りでは延長340mの破堤によって、濁流が東京都葛飾区江戸川区にまで達し、浸水面積は440平方キロにまで及んだ。死者1077人、行方不明者853人、負傷者1547人、住宅損壊9298棟。浸水384743棟。