1. 気象衛星画像

2003年7月19日未明から2003年7月20日までの間に、九州を中心とする地域では、集中豪雨による洪水とがけ崩れのために大きな災害が発生した。そのような激しい降雨の原因となったのが「テーパリングクラウド」の発生である。このテーパリングクラウドとは、風上に向かって次第に細く毛筆状になっている積乱雲域で、その形状からにんじん状の雲とも言われている。その発生と発達の状況を、静止気象衛星画像で追ってみた。

以下の動画は、 静止気象衛星の赤外画像をBlue Marble画像の上に重ね合わせたもので、その縮尺は、東西1600km、南北1200km。画像の中心は、今回の集中豪雨で大きな被害が発生した水俣市である。

2003年7月18日16時〜2003年7月20日15時

2. 関連ニュース