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The Blue Marble(ブルーマーブル)データとは、可視光で捉えた地球の本当の色(true-color)を、数年にわたる膨大な地球観測衛星データの処理に基づき記録した画像データである。最も解像度が高いデータでは地球表面を1km四方の細かさで眺めることができるため、地球表面の環境の多様さをじかに確かめることができる。
地球観測衛星データには陸や海、大気に関するさまざまな情報が含まれているが、The Blue Marbleで公開されているデータセットは、そこから抽出した各種の情報(レイヤ)を、以下のような組み合わせで重ね合わせたものである。
上記のデータのうち、特にCity LightsはNighttime Lights of the World データから作成されたものである。
この中で、特にデジタル台風などのウェブサイトで活用しているのが、Land Surface, Shallow Water, and Shaded Topographyのデータセットである。このデータは非常に巨大なため、西半球(240MB/TIFF)および東半球(400MB/TIFF)のデータセットに分割されており、ウェブサイトではすぐにはダウンロードできない。こちらからのリクエストに応じてダウンロード許可が出るが、人気が高いため1ヶ月程度の時間を要することがある。しかし、それだけ待ってでも入手する価値のあるデータであり、その美しさは必見と言えよう。
以下の画像は、米国NASA Goddard Space Flight CenterのNASA Earth Observatory teamが配布するBlueMarbleデータを用いて、国立情報学研究所が作成したものです。
以下はBlue Marbleデータセットから、特に日本付近のみを切り出して作成し た画像である。
現在NASAが配布しているのは、上で紹介した初代Blue Marbleではなく、「Blue Marble Next Generation (BMNG)」(次世代Blue Marble)である、両者は以下の点で異なる。
もちろん上記の変更の他にも、アルゴリズムを変更してより精度の高いデータとするなど、技術的な改善も施されている。以下ではこのBMNGを利用した画像をいくつか提供する。
その他の地域のBlue Marble画像は以下のページに用意した。
陸/海などの観測に威力を発揮する高解像度多波長地球観測センサ。Blue Marbleは主にこの衛星センサの観測データを元にして作られた。
http://modis.gsfv.nasa.gov/
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