2011年03月22日

2011年3月東北地方太平洋沖地震への対応

2011年3月11日に発生しました東北地方太平洋沖地震(東北関東大震災・東日本大震災)で被害にあわれた皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。誠に微力ではありますが、自分が何をできるのかを探りながら、被災地の復興に向けて少しでも貢献できないかと考えています。さて、本サイトの地震への対応について、以下にまとめます。

データ公開

本地震およびその被害に関連して、気象データへのニーズが高まっております。そのため、本サイトでも以下のページで関連するデータの公開を開始しました。

特に福島第一原発(福島第一原子力発電所)周辺の風向・風速への関心の高まりを受けて、数値気象予報モデルGPVの風向・風速データをGoogle Maps上で可視化するツールを公開しました。

その他にも、雨雲レーダー(気象レーダー)アメダスデータなど、福島第一原発周辺の気象データの集約や解析を、今後も充実させていくことを考えています。

(2011.04.02) 上記のGPVデータは気象庁によるシミュレーション結果です。実測値を見るには、アメダス風向・風速マップをご参照ください。

システム運用

東京電力管内では節電が重要な課題となっております。本サイトでも節電に協力するため、縮退運転として不要不急な計算機を停止し、本サイトの継続的な運営に必要な最低限の計算機資源の確保を優先しています。ただし夏に向けてより一層の節電が必要になる可能性もあり、電気使用量に見合う価値ある情報とは何かを考えつつ、今後も体制を変更していく可能性があります。

またデータ提供元における地震被害や停電、縮退運転等の影響により、リアルタイムアメダスデータに関係する処理は停止しております(参考)。またその他にも受信遅れなどが発生しているデータがありますので、ご理解下さい。

(2011.03.26) リアルタイムアメダスデータの更新を再開しました。

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