X-インフォマティクス:第四パラダイムに基づく科学研究の変化とデータ中心科学の発展

第四パラダイムとは,実験・観測科学,理論科学,計算科学に続く第四の科学研究の枠組みであるデータ中心科学を指す言葉である。大規模データを集約したデータベースの構築から始まり,データ駆動型分析を通して新しい知見を得るという科学研究の方法論が様々な分野に浸透し,X-インフォマティクスと呼ばれる新しい分野群を形成しつつある。本論文はX-インフォマティクスの特徴を概観するとともに,いくつかの分野における事例をもとに,その強みと弱みをまとめる。さらにX-インフォマティクスが引き起こす研究方法の変化についても,測定者と解析者の分離と信頼などの点から論じる。

文献情報

北本 朝展, "X-インフォマティクス:第四パラダイムに基づく科学研究の変化とデータ中心科学の発展", 情報の科学と技術, Vol. 71, No. 6, pp. 240-246, doi:10.18919/jkg.71.6_240, 2021年6月

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