オープンな地名情報システムGeoNLPを用いた社会規模センシング

オープンな地名情報システムGeoNLPは、自然言語テキストを地図にマッピングするのに必要な「エンティティ・リンキング」を高度化するシステムである。エンティティ・リンキングの最大の難問は曖昧性の解消であるが、災害時など時間的な変動が大きい状況では、異種情報源やリアルタイム情報源も統合的に活用しながら難問を解く必要がある。こうした状況における社会規模のセンシングに地名情報システムが果たすべき役割を、具体的なデータを交えながら紹介する。一方、もう一つの課題である地名知識ベースの構築では、各種オープンデータの活用が大きな課題となっている。GeoNLPへの活用から見えてきたオープンデータの問題点についても議論する。

文献情報

北本 朝展, "オープンな地名情報システムGeoNLPを用いた社会規模センシング", 2012-2014シンポジウム|情報学による未来社会のデザイン~健全でスマートな社会システムに向けて~|第三回人間力・社会力を強化する情報技術, 2014年12月

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