台風は複雑な時空間パターンを示す自然現象であるが,複数の台風時系列画像が似たような時間発展を示すこともあることから、そのような事例を何らかの方法でまとめることにより、台風の時空間パターンをより明確に理解することができるようになると期待できる。このような複数の時系列信号を比較しまとめるための手法として、一般的に動的計画法やクラスタリングなどの方法が知られているが、本論文では特に複数の時系列を並べて比較するというマルチプルアラインメントの問題に、動的計画法やクラスタリングを発展させた方法を提案し、それを実際の台風時系列画像のアラインメントに適用する。その結果、4万件以上の大規模台風画像データベースの中から、10系列以上が似たような変化をしている部分系列を発見し、それが台風の典型的な発達過程に対応していることを示した。
@InProceedings{ k:prmu02,
author = {北本 朝展},
title = {台風時系列画像のマルチプルアラインメントに基づくデータマイニング},
booktitle = {電子情報通信学会技術報告},
volume = {PRMU2002-159},
pages = {79-84},
year = 2002,
month = 12,
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note = {},
}