データ中心時代のメディア ~ 分野を越えた共通認識に向けて
データ中心時代には、データ共有から生まれる共通認識が、社会を動かす基盤になるだろう。データから得られる定量的な現状認識が、人間には避けがたいバイアスを緩和し、よりよい意思決定に結びつくと期待される。しかし最終的な意思決定をするのは人間であり、そこでの情報学の役割は、メディア(媒介)、つまりデータと人間をつなぐ役割にあると考える。そこで、地球環境や防災、文化遺産などの分野で進めてきた研究を「データ中心メディアの創生」というコンセプトでまとめ、その背景にある考え方を紹介したい。
文献情報
北本 朝展,
"データ中心時代のメディア ~ 分野を越えた共通認識に向けて",
サイエンティフィック・システム研究会「ボーダーレス社会のいきかた」, 2013年10月
(招待)
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