「研究のバリア」を打破する研究基盤デザインと研究データ利活用

現在の学術研究には様々なバリア(障壁)が存在しており、それを打破することは学術研究の可能性を広げるために重要な課題である。コミュニティを隔てるバリア、データの活用を阻むバリアなど、様々な形で存在するバリアをどのように乗り越えていくか、そのための技術と戦略が問われている。そこで本発表は、発表者自身がこれまで構築してきた「デジタル台風」「ディジタル・シルクロード」「東日本大震災デジタルアーカイブ」などの研究基盤を事例とし、研究基盤のデザインや研究データの活用においてどのようなバリアに直面し、それをどう打破してきたかを紹介する。また、こうしたバリアへの対応は「オープンサイエンス」においても重要な課題となっており、その解決に向けて情報学が貢献できることについても私見を述べる。

文献情報

北本 朝展, "「研究のバリア」を打破する研究基盤デザインと研究データ利活用", 第2回 SPARC Japan セミナー2015 (オープンアクセス・サミット2015) 「科学的研究プロセスと研究環境の新たなパラダイムに向けて - e-サイエンス, 研究データ共有,そして研究データ基盤 -」, 2015年10月 (招待)

関連資料・関連ウェブサイト

サイト内関連ページ

| リンク 1 |