このサイトについて

アメダスとは、Automated Meteorological Acquisition Systemという英語の頭文字を取って作った略語(AMeDAS)で、日本語では地域気象観測システムと命名されています。これは、自動的に気象観測をおこなって、そのデータを収集するためのシステムという意味になります。

このサイトは気象庁が発行する資料に基づき、アメダス観測資料の時別値の確率分布を、地域気象観測所(アメダス観測所)ごとに計算したものです。その目的は、過去の膨大な観測データの蓄積という文脈の中に、現在の観測データを位置付けることにあります。元となるデータは、2010年以前が『アメダス年報』、2011年以降が『気象観測月報』です。また2008年3月以降はアメダス観測値が順次10分値に移行しましたので、その場合は10分値から時別値を生成しています。観測所情報などは、過去の資料からも抽出しており、現在は観測を終了した観測所に関する情報も含まれています。したがって検索できる観測所の数は、現在稼働中の観測所よりも多くなります。

アメダス観測所の過去の観測データを検索する場合には、気象庁が提供する気象データ検索 電子閲覧室をご利用ください。また、アメダス観測所の一覧地図に利用している画像は、NASAによるBlue Marbleデータを加工したものです。

なお統計データとして提供しているのは、現在は2013年2月までのデータとなっています。新しい『気象観測月報』が出版され次第、順次更新していきます。またそれ以降のリアルタイムデータについては、統計データには含まれませんが、アメラス(アメダス・ランキング・サービス)アメダス集中豪雨などには含まれます。ただしいずれも研究目的での公開であり、商用利用や重要な意思決定などへの利用は意図していないことにご注意ください。

アメダス気象観測要素

アメダスが観測する気象要素のうち、下記の5要素についての統計をまとめています。

降水量 降水量は、0.5mmを単位として積算し、正時の前1時間の差をその時刻の値として用いています。ただし、統計では1mm単位で表しています。
風向 風向は、正時前10分間の平均風向を、16方位で表しています。ただし、その時の平均風速が1m/s未満の場合は「静穏」で表しています。
風速 風速は、正時前10分間の平均風速を1m/s単位で表しています。
気温 気温は、正時の値を0.1℃単位で表しています。
日照時間 日照時間は、太陽電池式日照計または回転式日照計による観測値で、0.1時間(h)単位で表しています。
積雪の深さ(積雪深) 積雪深は超音波式積雪深計による自動観測で、cm単位で表しています。

またアメダス観測所の位置については、0.1分単位で公表されています。したがってアメダス観測所の位置の誤差は最大で0.05分=3秒程度に達します。これは東京では120m、札幌では115m、那覇では125m程度に相当しますので、本サイトの緯度経度の位置にアメダス観測所があるわけではなく、その周囲約100メートルの範囲のどこかにあると考えてください。またこの誤差範囲内での移動は、同じ位置として記録されることになります。なお本サイトでは緯度経度を10進法に変換して表示していますので、公表されている60進法の位置とは表現が異なります。

参考:アメダス年報。より詳細な定義やデータの取扱いについては、気象観測統計の解説(気象庁)を参照して下さい。

また月齢については、平均周期約29.53日の朔望月を基準とし、新月(朔)を0、満月を0.5、次の新月(朔)を1とするMoon Phaseを30等分したものを用いています。したがって、通常の月齢とは少し異なることに注意してください。

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