鹿児島県で強風・高潮害、山口県で土砂災害。気象庁ホームページに概要が掲載されています。
- 昭和26年 10月10日~15日 鹿児島県で強風・高潮害、山口県で土砂災害。
- 10月9日にグアム島の日海上で発生、13日夜に宮古島と沖縄本島の間を通り、翌14日鹿児島県串木野市付近に上陸。
- 九州を縦断した野火、中国、北陸、東北を通った。台風による猛烈な暴風により増水した錦川が各地で決壊。
- 前線に山口に大きな被害を出していたキジア台風よりも数が2m高く、岩国市では臥龍橋を始め多くの橋が流木によって落橋、流出。
- また、沖縄本島では猛烈な暴風となり、特に沖縄南部とその西方の周辺島で台風の接近と満潮時が重なったため、高潮が発生、各地域の海岸域には巨大なサンゴ岩塊が打ち上げられたり、石灰膣の岩塊が移動したりした現象が起きた可能性が考えられる。