1. 長期・歴史的データアーカイブ

台風や気象に関するデータを長期的にアーカイブすることは、過去の世界を調べるだけでなく、過去から現在に至る変化に基づき未来を予測する目的にも重要です。しかし、長期データアーカイブを維持することは簡単ではありません。データ形式の変更やデータ品質の向上、データ収集方式の変更など、常に生じる変化に追従し適応する柔軟性がアーカイブシステムには必要です。データアーカイブをどのように持続的に構成し運用するかは、今後の大きな課題です。

以下に「デジタル台風」がアーカイブしている主なデータを一覧します。これにより、多種多様なデータがそれぞれに適した方法でアーカイブされていることがわかるでしょう。

データ名称 データ種別 開始年
静止気象衛星「ひまわり」画像 画像データ 1978年〜
台風経路データ 2次元軌跡データ 1951年〜(北西太平洋)、1907年〜(オーストラリア)
アメダスデータ センサデータ 1976年〜
雨雲レーダーデータ 2次元観測データ 1988年〜
気象シミュレーションデータ 3次元グリッドデータ 2002年〜
オンラインニュース テキストデータ 2003年〜
Twitterデータ テキストデータ 2012年〜2020年
気象災害データ 構造化データ 1971年〜
気象庁防災情報XML 構造化データ 2012年〜
気象庁天気図 グラフィックデータ 1883年〜
地上気象観測原簿 手書き文字文書 1889年〜1961年

その他、IBTrACSデータベースは、米国NOAAが公開する1842年以降の世界の熱帯低気圧のベストトラックデータアーカイブInternational Best Track Archive for Climate Stewardship (IBTrACS)を、ウェブで閲覧しやすい形式に変換したものです。

2. 関連ページ

  1. オープンサイエンス
  2. 「デジタル台風」におけるキュレーションとオープンサイエンス:持続可能なデータプラットフォームに向けた課題
  3. デジタル台風プロジェクトの歴史