1. 気象衛星画像

2004年7月12日夜から2004年7月13日にかけて、新潟県中越地方や福島県会津地方で非常に激しい雨が降り、洪水による大規模な浸水被害や土砂崩れが発生した。特に被害が大きかった地域は、新潟県の三条市、見附市、長岡市、および中之島町である。

以下の動画は、静止気象衛星の赤外画像をBlue Marble画像の上に重ね合わせたもので、その縮尺は、東西1600km、南北1200km。画像の中心は、今回の集中豪雨で大きな被害が発生した栃尾市付近(北緯37.5度・東経139.0度)である。新潟県南部を先端とする「テーパリングクラウド」が発生していることがわかる。

2004年7月12日00時〜2004年7月14日11時

7月16日午後、テーパリングクラウドが新潟県付近に発生し、再び激しい雨が降っている模様。そして7月17日午後になって巨大な積乱雲が接近し、またもや雨が強まるなど緊迫した状況が続いている。7月18日には南下した梅雨前線が福井県を中心に大雨を引き起こし、洪水などの大きな被害が発生した。

2004年7月16日00時〜2004年7月18日18時

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