1. NIIオープンハウス

2017年以降については、ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センターのページをご覧ください。

2016年(平成28年)

情報学と人文学のコラボレーションで進めるオープンサイエンス
人文学オープンデータ共同利用センター(準備室)
北本 朝展
情報・システム研究機構では、平成28年4月1日に「人文学オープンデータ共同利用センター」準備室を立ち上げました。このセンターでは、人文学分野における 研究基盤のオープン化を促進するとともに、国文学研究資料館が公開する大規模オープンデータなどの共同利用を通じて、データ駆動型の新しい人文学(デジタル・ヒューマニティーズ)を振興していく計画です。ディジタル・シルクロードなどのプロジェクトを例として、新しい人文学の方向を議論します。
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ビッグデータ防災、そして人間と機械の役割
ビッグデータは防災にどう活用できるか?
北本 朝展
日本や世界の各地では今年も災害が続発し、情報技術を活用した防災への関心も高まっています。とはいえ、ビッグデータに基づく防災を実現するには、 ビッグデータに基づく状況認識のための解析基盤の研究やデータのオープンな共有環境の実現といった課題を解決せねばなりません。また近い将来には人工知能の発達に伴って、防災情報に対する人間と機械の役割分担という問題も重要になってきます。デジタル台風GeoNLPBDDなどのプロジェクトを例として、今後の ビッグデータ防災の方向性を議論します。
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2015年(平成27年)

ビッグデータと災害
災害対応における情報過多問題と情報過少問題をビッグデータで解決する
北本 朝展
人間とコンピュータが助け合いながら災害への対応にあたることが、ビッグデータ時代の防災では重要な課題となります。例えば、人間が処理に困ってしまう情報過多の場合はコンピュータが整理してあげる、またコンピュータが処理に困ってしまう情報過少の場合は人間が補足してあげるなど、両者の協力によって問題がより良く解決できる場合はたくさんあるはずです。気象災害などを例として、このようなアイデアを実現する方法を考えます。参考:ビッグデータと災害
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デジタル・ヒューマニティーズ
モバイルアプリなどの情報学的ツールから生まれる新しい人文知とは?
北本 朝展
情報技術の活用によって、人文学にも新しい知が生まれ始めています。データの分析・統合・可視化やモバイルアプリなどの情報学的ツールは、人文学にどのようなインパクトを与えるのでしょうか。シルクロードの遺跡再発見や、モバイルアプリによる写真と空間のマッチング、ミュージアムにおける参加型アーカイブの展開など、多様な試みを紹介します。参考:ディジタル・シルクロード
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2014年(平成26年)

文章を自動的に地図化してリスクに対応する
オープンな地名情報処理システムGeoNLPの開発とリスク対応への活用
北本 朝展
どこで、いつ、何が起こったかは、自然災害などへの対応における基本的な情報ですが、文章の形でやり取りされる情報には曖昧さがあるため、コンピュータによる大規模データ処理の障害となっています。そこで我々は、「どこ」という情報を、文章から曖昧さなく自動的に抽出するソフトウェアGeoNLPを開発しています。GeoNLPを使えばどんなことがわかるのか、各種メディアやリスク情報などを対象とした分析結果を紹介します。
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データの分析・統合・可視化から新たな発見を目指す人文学研究
デジタル・ヒューマニティーズ:データ中心時代の人文情報学
北本 朝展
これまで、デジタル技術と縁遠かった「人文学」という分野に、データの分析・統合・可視化という研究方法を導入すると、どのような新発見が期待できるでしょうか。これまでシルクロード地域を中心に進めてきたデジタル・ヒューマニティーズの研究成果として、古地図の解釈技術砂漠の遺跡の再発見古写真を活用するモバイルアプリの開発ミュージアムでの参加型アーカイブの展開など、多様な試みを紹介します。
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2013年(平成25年)

文章から地名を自動的に見つけ出す
GeoNLP: 自然言語文のジオタギングのためのソフトウェア環境
北本 朝展
文章から地名を自動的に探し出して地図と対応付ける処理には大きなニーズがあり、特に災害時の迅速な状況把握には有用な技術である。そこで地理情報処理(GIS)と自然言語処理(NLP)に基づき、文章に地名タグを与えるジオタギングソフトウェアGeoNLPを開発し、地名辞書を共有するポータルサイトと組み合わせ、地名情報処理のための基盤を構築する。
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社会の危機を認識して伝える
クライシス情報学
北本 朝展
台風地震等の自然災害、あるいは原子力災害等の人為災害、そうした危機(クライシス)が発生した場合に情報学はどのように貢献できるでしょうか?危機に関する情報を取得し、解析し、配信し、提示するために、多種多様な大規模データをどのように利用すればいいかを考えます。
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2012年(平成24年)

台風や地震などの危機を生き抜くための情報とは?
クライシス情報学
北本 朝展
台風地震などの自然災害、さらには原子力災害などが我々の生活に大きな影響を与えうる今日、危機(クライシス)を生き抜くための情報を多くの人々が求めています。そうした情報をどのように取得し、処理し、配信し、提示すれば、危機によりよく対応できるようになるのか?多種多様な大量のデータを基盤とした情報学が、危機に対してどのように貢献できるのかを考えます。
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デジタル化で文化遺産研究はどう変わるのか?
ディジタル・シルクロード・プロジェクト:文化遺産のデジタルアーカイブ
北本 朝展, 西村 陽子, 池崎 友博, Victoria López, 小野 欽司
ディジタル・シルクロード・プロジェクトは、シルクロードの文化遺産をデジタル化し、研究者や一般の人々が調べ、学べる情報基盤をウェブサイトで公開しています。デジタル化によって得られた知見を共有するシステムはどこまで進化したのか。事例として、デジタル古地図を用いた遺跡探索成果を共有するシルクロード遺跡データベースの構築について紹介します。

2011年(平成23年)

情報学は自然災害の軽減に対してどう貢献できるか?
地球環境データに対する統合データベースプロジェクト
北本 朝展
東北地方太平洋沖地震が引き起こした巨大な影響が、2011年の世界を揺らし続けている。こうした自然災害に対して、情報学は何ができるのだろうか?そのような研究の例として、台風を対象としたデジタル台風伊勢湾台風メモリーズ等のプロジェクトを紹介するとともに、東北地方太平洋沖地震に対する取り組みについても速報する。
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デジタル空間で文化遺産を再発見する
ディジタル・シルクロード・プロジェクト:文化遺産のデジタルアーカイブ
北本 朝展, 西村 陽子, 小野 欽司
ディジタル・シルクロード・プロジェクトは、シルクロードの文化遺産をデジタル化し、研究者や一般の人々が調べ、学び、楽しめる情報基盤をウェブサイトで公開している。デジタル空間を活用することで、失われた文化遺産をどこまで再発見できるのか?デジタル古地図を活用した遺跡探索方法や、シルクロード遺跡データベースの構築、そして東洋文庫ミュージアムでの展示などを中心に紹介する。

2010年(平成22年)

デジタル地球の神経系をつくる
地球環境データに対する統合データベースプロジェクト
北本 朝展
地球上のセンサや人々から生成される情報の流れはますます強いものとなってきた。こうした情報の流れを取り込み、デジタル空間で統合処理し、適切な反応を生成するための、「デジタル地球」の神経系を設計していくことが今後の大きな研究課題である。このような研究の例として、地球環境統合データベースプロジェクトである、デジタル台風およびデータ統合・解析システム(DIAS)を中心に成果を紹介する。
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デジタル空間でシルクロードを発掘する
ディジタル・シルクロード・プロジェクト:文化遺産のデジタルアーカイブ
北本 朝展, 西村 陽子, 小野 欽司
ディジタル・シルクロード・プロジェクトは、シルクロードの文化遺産をデジタル化し、研究者や一般の人々が調べ、学び、楽しめる情報基盤をウェブサイトで公開している。デジタル空間を活用した新しい「発掘」方法を使って、我々は過去の文化遺産からどのように新しい情報を引き出せるのか?デジタル古地図を活用した遺跡探索方法や、シルクロード遺跡データベースの構築などを中心に紹介する。

2009年(平成21年)

デジタル地球とリアル地球をつなぐ
地球環境データに関する統合データベースプロジェクト
北本 朝展
地球環境に関係する問題に解を見出していくためには、現実世界の変化に即応して地球観測データや社会データを提示できるような情報基盤の構築が不可欠である。そこで本発表では、3つの地球環境統合データベースプロジェクト ― 1) デジタル台風、2) Vertical Earth、3) データ統合・解析システム(DIAS)の概要をまとめるとともに、デジタル空間の地球とリアル空間の地球とを結びつけていくための方法を中心にデモで紹介する。
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文化遺産をデジタル化して見えてきたこと
ディジタル・シルクロード・プロジェクト:文化遺産のデジタルアーカイブ
北本 朝展, 小野 欽司, 西村 陽子, モハマド・ダウド
ディジタル・シルクロード・プロジェクトは、シルクロードの文化遺産をデジタル化してウェブサイトで公開し、研究者や一般の人々が調べ、学び、楽しめる情報環境を実現する。文化遺産をデジタル化することによって、我々は何を見ることができたのか。「東洋文庫所蔵」図像史料マルチメディアデータベースやシルクロード古地図の解析などのテーマを中心に、デジタル化の利点とそこから得られる知見について紹介する。
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2008年(平成20年)

データベースから見えてくる地球の現在・過去・未来
地球環境データに関する統合データベースプロジェクト
北本 朝展
地球環境に関する様々な問題を解決するには、様々な目的で様々な研究分野から得られた地球観測データが、統合的に使える情報インフラストラクチャを構築することが重要な課題である。そこで本発表では、発表者が取り組んできた3つの地球環境統合データベースプロジェクト、すなわち1) デジタル台風、2) Vertical Earth、3) データ統合・解析システム(DIAS)について、それぞれの目標をデモも交えながら紹介する。
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シルクロードの文化遺産をデジタル空間でよみがえらせる
ディジタル・シルクロード・プロジェクト - 文化遺産のデジタルアーカイブ
小野 欽司, 北本 朝展, アンダルーディ・エルハム, 西村 陽子, モハマド・マティーニ, 大西 磨希子, モハマド・ダオウド, シルバ・ダ・ティアゴ, 嘉村 哲郎, 池崎 友博, 神田 涼, 田中 裕子, マイヤー 恵加
ディジタル・シルクロード・プロジェクト(http://dsr.nii.ac.jp/)は、シルクロードの文化遺産をデジタル化してウェブサイトで公開し、研究者や一般の人々が調べ、学び、楽しめる情報環境を実現する。「東洋文庫所蔵」図像史料マルチメディアデータベース、イラン・バム城塞の3次元デジタル復元、シルクロード各地の古地図の閲覧と活用、各種の参加型デジタルアーカイブなどを対象としたデモンストレーションをおこなう。

2007年(平成19年)

たくさんの情報を集めてつなげれば、台風情報はもっとリアルになる
「デジタル台風」と「台風前線」 - 巨大データベースと参加型メディアが融合した次世代台風情報
北本 朝展
「デジタル台風」(http://www.digital-typhoon.org/)と「台風前線」(http://front.eye.tc/)は、台風に特化した巨大データベースと参加型メディアとして連携するウェブサイトである。「デジタル台風」の中核となるのが1981年以来26年間の台風衛星画像であり、「台風前線」の中核となるのが世界各地のブロガーから収集したリアルタイムの台風情報である。過去を蓄積する巨大データベースと現在を映し出す参加型メディアを統合することで見えてくる、情報システムの未来像を考察したい。
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シルクロードの文化遺産をデジタル空間のシルクロードで見て回ろう
ディジタル・シルクロード・プロジェクト - 文化遺産のデジタルアーカイブ
小野 欽司, 北本 朝展, 大西 磨希子, アンダルーディ・エルハム, 神田 涼, 西村 陽子, 嘉村 哲郎, 田中 裕子
シルクロードの文化遺産について、研究者や一般の人々が調べ、学び、楽しめるような情報環境の実現を目指す、ディジタル・シルクロード・プロジェクト(http://dsr.nii.ac.jp/)を紹介します。オープンハウスでは、ウェブサイトの公開アーカイブの中から「東洋文庫所蔵」図像史料マルチメディアデータベース、イラン・バム城塞の3次元デジタル復元、Google Earthを用いた古地図閲覧、バーミヤーン遺跡のシネマ(DSRイマジナリー・ミュージアム)、文化遺産メタデータ管理システムASPICO等を中心に説明します。
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用語集の作成と公開に無料ツール「dictionpedia」を活用してみよう
Dictionpedia: 用語集の作成と公開を支援するツール
相澤 彰子, 北本 朝展
Dictionpedia は用語集の整備や統合・公開を支援するツールです。後順ソートや代表語登録などの機能を備えた見出し語編集ツールdictoolと、編集した用語集を公開するためにMediaWikiと同期するツールdicsyncとで構成されており、用語集の登録と共有を支援するウェブサイト(http://dictionpedia.ex.nii.ac.jp/)から無料でダウンロードできます。
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2006年(平成18年)

セマンティック・メディアウィキ
Muljadi Hendry、 武田 英明、川本 祥子、小林 悟志、 北本 朝展、水田 洋子、 出宮 スウェン ミノル、 久木田 加津子、管原 秀明、五條堀 孝、 阿部 貴志、宮崎 智、荒木 次郎、 伊藤 武彦、白井 康之、市吉 伸行、 藤山 秋佐夫
Wiki は手軽なコミュニティサイト用ツールとして普及しており,誰もがWikiページの作成・編集ができるコラボレーションツールである。本研究では, Wikipediaや他の百科事典,辞書サイトにも広く使用されているMediaWikiがラベル付きリンクが書けるように拡張する。これによって,手軽にRDF相当の情報を書き込みや管理することができる。
新領域融合研究プロジェクト:南極大陸産コケ類の3D画面処理に関する研究
藤山 秋佐夫、 小林 悟志1)川本 祥子1) 水田 洋子1)出宮 スウェン・ミノル1) ムリアディ・ヘンドリー1) 鈴木 聡1)阿部 貴志2)荒木 次郎4) 白井 康之4)伊藤 武彦4)近藤 隆4) 北本 朝展1)宮崎 智3)五条堀 孝2) 菅原 秀明2)武田 英明1)神田 啓史5)  (※・国立情報研究所1) ・国立遺伝学研究所2)・東京理科大学3) ・三菱総合研究所4) ・極地研5))
日本の南極隊により採集された南極大陸の蘚苔類は、学術的に貴重なものとして冷凍保存または乾燥標本として保管されている。その貴重な標本を同定または学術研究のために入手するのは極めて困難である。我々は、南極産の蘚苔類が容易に同定できるように、デジタルマイクロスコープで蘚苔類を撮影し、3D画像処理化を目指して研究開発を進めている。また、先頃、正式公開した「新世代バイオポータル」の紹介も行う。
デジタル台風:異種データストリームを融合した準リアルタイム大規模地球データベース
北本 朝展
デジタル台風(http://www.digital-typhoon.org/)とは、画像やテキスト・その他の地球観測データといった異種データストリームを融合することで、準リアルタイムの大規模地球データベースを実現したものである。本発表では、各種データストリームの関連付け・組織化・検索、そして事例データベースの構築と利用などの観点から現在のシステムを評価するとともに、将来の拡張についても述べる。
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ディジタル・シルクロードプロジェクト-危機遺産のディジタルアーカイブ-
小野 欽司、北本 朝展、大西 磨希子、山本 毅雄、Elham Andaroodi、池崎 友博、ドミニク・ドュフ
「ディジタル・シルクロード」プロジェクトの一環として、破壊や消滅の危機に瀕する文化・自然遺産のデジタルアーカイブを推進している。これまでに、ディジタルアーカイブに関する研究(東洋文庫貴重書のディジタルアーカイブ、バーミヤンディジタルミュージアムの開発)、人文科学研究者と協力してコンテンツの創生、情報発信のためのDSRポータルの開発、「ディジタル・シルクロード・シンポジウム」の開催、RADITの一つであるアゼルバイジャンでのディジタルアーカイブの技術支援や教育訓練をしてきた。本展示は「ディジタル・シルクロード」プロジェクトの中の緊急かつ重点的なテーマである破壊されたBam遺跡の3次元ディジタル復元や国際共同作業のプラットフォームであるASPICOを中心に報告する。
文化の研究と教育を促進する貴重書デジタルアーカイブ
北本 朝展、 大西 磨希子、 ドミニク・ドュフ、 マイヤー 恵加、 村松 賢子、神田 涼、 佐藤 園子、山本 毅雄、 小野 欽司、池崎 友博
貴重書のデジタルアーカイブである「東洋文庫所蔵」図像史料マルチメディアデータベースを紹介する。これはシルクロードに関連する基本的な学術文献や写真集などを対象とし、(財)東洋文庫が所蔵する貴重な書籍を全ページにわたってウェブサイトで無料公開するものである。また、こうしたデジタル史料を新たな情報基盤として活用し、シルクロード文化に関する研究や教育を促進するための試みについても、そのいくつかを紹介する。
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2005年(平成17年)

デジタル台風: 最新ニュースと大規模データベースの融合に基づく多面的な情報解釈環境
北本 朝展
デジタル台風(http://www.digital-typhoon.org)とは、最新台風ニュースと大規模台風データベースとを融合し、多面的な情報解釈を可能とするウェブサイトである。いまの事象を的確に解釈するために、(1)各種情報のリアルタイム取得、(2)情報解釈の根拠となる事例データベース、(3)情報探索のためのインタフェースを組織化する。本発表はシステムの基本方針と具体設計についてまとめる。
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ディジタルシルクロードの研究
小野 欽司、山本 毅雄、 神内 俊郎、 北本 朝展、 村松 賢子、佐藤 園子、 アンダロディ エルハム
「ディジタルシルクロード」はユネスコと協力して2001年より開始した国際共同研究プロジェクトである。ディジタルシルクロードの研究を概観し、これまでの主な成果を示すとともに、今回は新しく取り組みを始めた中国仏教石窟のデータベース化について紹介する。
貴重書デジタルアーカイブの構築とその展開
北本 朝展、山本 毅雄、 小野 欽司、佐藤 園子、 村松 賢子、佐藤 恵加
ディジタル・シルクロード・プロジェクトの一環で構築した貴重書デジタルアーカイブである、「東洋文庫所蔵」図像史料マルチメディアデータベースを紹介する。基本的な考え方と、画像処理、多言語処理、検索処理の詳細をまとめると同時に、データ公開ウェブサイト(http://dsr.nii.ac.jp/toyobunko/)を用いたデモンストレーションをおこなう。また教育・研究への応用についても述べる。 
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An environment for teachers of History to create digital card-index notes
ドュフ ドミニク, 北本 朝展
Teachers have an important role to play in the way of improving the use of computers in the classroom. We think that getting better use of computers in classrooms should be reached progressively in two phases: in the first phase, the teacher should get familiar with information technology tools, and in a second phase, he uses them with students in the classroom. Learning implies linking to knowledge already acquired. Therefore, as teachers are learners in our study, our approach should follow structures already established and enable teachers to understand what digital environments are, using their actual way of working. Based on this consideration, our work focuses on setting up an environment close to the current teachers’ didactical tasks so that they can freely keep writing and managing their lessons. For the requirement analysis of such an environment we interviewed teachers. The poster introduces results of these interviews and current work regarding metadata for describing teacher's own card-index notes.

2004年(平成16年)

バイオポータル
藤山 秋佐夫、武田 英明、 北本 朝展、川本 祥子、 出宮 のぼる、水田 洋子、 コリアー ナイジェル、菅原 秀明、 宮崎 智、伊藤 武彦、 荒木 次郎、吉成 泰彦
科学技術振興調整費補助金H15-17による、バイオポータル研究の現状について紹介する。
東洋文庫貴重書図像資料ディジタル・アーカイブの構築
山本 毅雄、北本 朝展、 佐藤 園子、小野 欽司
東洋学研究図書館として世界5指に入る東洋文庫のシルクロード関連貴重書を、マルチメディアデータベースとしてディジタル・アーカイブ化し、Web上より多言語アクセス可能とした。多言語アノテーション支援システム(MASS)ほか、このために必要な技術を紹介する。
X-informatics:大規模データベース技術時代の情報学
北本 朝展
X-informaticsとは一体何なのか?その考え方のどこが新しく、またその影響で情報学はどのように変わるのか?これらの点について、特に著者自身がこれまで関わってきた研究プロジェクトである、地球科学データや文化遺産データ等の大規模画像データベースポータルを例にしてまとめる。またこれらのデータベースを対象とした、データベース探索やデータベースからの知識発見などの研究についても紹介する。
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ディジタルシルクロードの展開
小野 欽司、山本 毅雄、 神内 俊郎、アンドレス フレデリック、 北本 朝展、佐藤 園子
国立情報学研究所はユネスコと協力して、シルクロードに関わる歴史的文化遺産や自然遺産に関わる様々なデータを、国際的な規模で収集し、後世に継承する研究を重要プロジェクトの一つとして推進しています。ここでは、これまでに本プロジェクトで実施してきたディジタルシルクロードの研究を概観し、これまでの成果を示すとともに、本プロジェクトの意義や社会的影響、今後の展開について紹介します。

2003年(平成15年)

大規模科学データベースからの画像データマイニング
北本 朝展
科学のさまざまな分野で、網羅的かつ汎用的な大規模科学データベースの構築とその利用が一般的な研究スタイルとなってきた。本展示では、このような「大規模データベースを基盤とする情報学研究」を、特に気象学などの分野に適用した例(「デジタル台風プロジェクト」)を中心に発表する。具体的には、「大規模科学データベースからの画像データマイニング」というテーマを中心に、確率的モデリングやデータ可視化、さらには画像内容検索などに関する研究成果の紹介、および台風画像マイニングシステムのデモンストレーションをおこなう。
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