1. 「デジタル台風」データベース
データベースとは、何らかの方法で組織化されたデータの集合のことです。またコンピュータシステムとして見れば、データベースとはこうしたデータの集合に対して、管理を容易にする機能や、検索を高速化する機能などを提供するソフトウェアです。以前は専門的な業務のみに使われる高価で特殊なソフトウェアでしたが、一般向け製品の価格低下やオープンソースソフトウェアの普及などにより、現在は多くの人々が利用する基本的なソフトウェアに発展しつつあります。
「デジタル台風」は台風を対象としたデータベースで、特に台風データを対象としたさまざまな検索機能を提供しています。その検索対象は主に以下のデータです。
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数値データ
- 台風経路:ある時刻の台風の位置と勢力を記録したデータ
- アメダス:ある時刻のある位置における風雨・気温などの気象観測データ
- 災害記録:ある台風によって引き起こされた被害規模などを集計したデータ
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画像データ
- 台風画像:ある時刻に静止気象衛星から観測した衛星画像
- レーダー画像:ある時刻に地上の気象レーダーから観測した画像
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テキストデータ
- ニュース記事:あるマスメディアが「台風」に関して報道した記事
- ブログ記事:あるブロガーが「台風」に関して執筆してトラックバックを送信した記事
これらのデータをある方針に沿ってまとめたデータベース、データを派生させて別の形に作りかえてまとめたデータベース、また複数のデータをある基準で組合せて作ったデータベースなどを提供しています。
2. データベース検索のコツ
データベースは「データの集合」です。ある条件を適用して検索した結果も、データの集合となります。そしてデータの集合に対しては、さまざまな「操作」を適用することができるようになります。例えば、経路図を描く、ヒストグラムを作る、値の大きさで並べ替えるなど。つまり、データの集合に対して何をするのか、というのが、「デジタル台風」データベースにおける基本的な操作となります。
以下、追加予定。
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