1. 気象衛星について
このサイトでは、以下に挙げる気象衛星が観測した画像を利用しています。
衛星ID |
愛称 |
衛星名 |
GMS1 |
ひまわり1号 |
Geostationary Meteorological Satellite 1 |
GMS2 |
ひまわり2号 |
Geostationary Meteorological Satellite 2 |
GMS3 |
ひまわり3号 |
Geostationary Meteorological Satellite 3 |
GMS4 |
ひまわり4号 |
Geostationary Meteorological Satellite 4 |
GMS5 |
ひまわり5号 |
Geostationary Meteorological Satellite 5 |
GOE9 |
(パシフィック)ゴーズ9号 |
Geostationary Operational Environmental Satellite 9 |
MTS1 |
ひまわり6号 |
MTSAT-1R |
MTS2 |
ひまわり7号 |
MTSAT-2 |
HMW8 |
ひまわり8号 |
HIMAWARI-8 |
HMW9 |
ひまわり9号 |
HIMAWARI-9 |
衛星画像の利用時期については以下の通りです。なお最初のGMS1で1979年から1981年の間が空いているのは、この期間のデータが入手できないためです。GMS1(ひまわり1号)自体はこの期間も稼働していました。
こうした各種の気象衛星の歴史については、日本の気象衛星のあゆみや気象衛星主要諸元に詳しくまとめられています。また歴代「ひまわり」の運用開始画像では、各衛星の画像を見ることができます。
なお、ひまわり5号以降の最近の経緯についてはMTSAT打ち上げを追う!にまとめています。また1978年12月1日以前の画像の問題については特定年月日の「ひまわり」静止気象衛星画像が欲しいをご覧下さい。
2. 気象衛星画像(写真)について
なおこのサイトでは、気象衛星から送られてくるデータを指す言葉として、「気象衛星写真」ではなく「気象衛星画像」を使います。その理由は、気象衛星が地球を撮影する方法が、以下に述べるように一般のカメラとは異なるためです。
- 気象衛星画像は一般のカメラのように、シャッターを切って全体を一度に撮影するような「写真」ではありません。例えば静止気象衛星「ひまわり」の場合、北極から南極までの全球を撮影するのに20分以上の時間がかかるため、北極と南極の雲の姿は20分ほどずれたものになります。東京付近の撮影時刻は、定点観測(東京)で示すように、ゴーズ9号の場合は、毎時30分25秒あるいは18分25秒です。
- 気象衛星画像は、目に見える光「可視光」以外の情報も撮影しています。夜は暗くなる可視光とは違い、赤外光を使えば夜も撮影することができます。これは赤外線カメラと同じ原理です。
以上の理由から、気象衛星データを指す言葉として、「(雲)写真」ではなく「(雲)画像」を使います。より詳しい情報については、以下のページをごらん下さい。
なお可視画像については、日本時間の昼間しか観測できないという制約から、以下のようなスケジュールで生成しています。なおJSTについては、時刻表記についてを参照して下さい。
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ひまわり1号〜4号
1日3回(9:00JST、12:00JST、15:00JST)
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ひまわり5号、ゴーズ9号、ひまわり6号〜9号
1日7回(9:00JSTから15:00JSTまで毎時)
ただしひまわり8号〜9号については、次世代気象衛星「ひまわり8号・9号」画像/動画にて、可視画像も24時間提供しています。
参考:夜でも光が撮影できる気象衛星
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