1. ウェブサイトの構成

台風は地球規模の気象現象です。そんな気象現象の姿を、巨視的なスケールばかりではなく微視的なスケールでも捉えるためには、それをみつめるたくさんの「眼」による記録が必要です。台風の地理的な移動に伴って、いろいろな場所で、いろいろなことが、同時多発的に発生します。その全体像をつかむことは決して簡単ではありません。

そこで、このような多面的な情報を適切に整理するために、本ウェブサイトでは以下の4個の領域を設定しました(詳細についてはアイフーン:コンセプト)。

このように4個の領域は、直接情報/間接情報、個人的/公共的という二つの軸の組み合わせで特徴付けられています。特に「個人的」情報は、他人によるチェックなどを経ていない情報であることから、情報の信頼性に問題がある場合もあります。それぞれの領域で提供されている情報は、その領域の文脈において理解し、活用してください。

なお、このウェブサイトは以下の2つのドメインに分割されています。

  1. digital-typhoon.org (agora.ex.nii.ac.jp)
  2. eye.tc

この2つのドメインの使い分けですが、内容を保証することができない情報を第二のドメイン(eye.tc)に集める、という形で使い分けています。

2. ハードウェア・ソフトウェア

デジタル台風およびアイフーンのシステムは、現在のところ5台のサーバで構成されています。なお、これは公開システム部分のみの台数で、データ処理はこれとは異なるサーバで動いています。

サーバはすべて Intel 32bitプロセッサ(シングル/デュアル)に Linux (RedHat / Fedora Core) をインストールしています。その上で動くソフトウェアとしては主に Apache、Perl、PostgreSQL、Libxml2 を利用しています。