質問ありがとうございます。日本ではニュースや新聞などで台風を呼ぶときは、「台風○○号」といった味気ない(?)番号を使うのが普通です。でも実際には、一つ一つの台風にそれぞれ名前がついています。例えばいま(2008年)発生している台風5号の名前は「ナクリー」です。インターネットのサイトではこの名前が表示されることも多いため、サイトを見て初めて台風にも名前があることに気づいた、という人も多いようです。
さて台風の名前についてですが、まずどういう仕組みで名前がつけられているかについては、台風の名前を読んでください。かなり長いので全部を読むのは大変ですが、台風の名前に関するいろいろな決めごとなどをまとめて書いています。またこれとは別に、有名な台風には特別な名前がつけられることがありますが、それについては、顕著台風(命名台風)のリストを見てください。最後に、これまでに発生した台風の名前の一覧は、北西太平洋地域の名前リストにまとめてあります。
日本ではいまでも番号が主流ですけれども、外国では名前で呼ぶ国も増えてきています。なぜ日本では番号が普通で名前は流行らないのだろうか、そんな文化の違いを考えてみるのも面白いかもしれません。