2013年10月23日 12:30 JST
台風28号(LEKIMA)の中心気圧は24時間で70hPaも低下し、 急発達ランキングを見ると 台風200620号の75hPa/24時間以来の急発達となっています。これで2013年シーズンでは最も中心気圧の低い台風となりましたが、勢力のピークを迎えて間もない2日後には小笠原諸島に最接近します。この台風はそれほど大きな台風ではなく、暴風域も半径150kmにとどまりますが、最も西側のコースを進むと小笠原諸島も暴風域に入る可能性が残っています。
2013年10月21日 07:00 JST
台風28号(LEKIMA)がマーシャル諸島で発生しました。予報によると、今後は西北西に進み、マリアナ諸島(グアム)方面に接近する見込みです。
なお一年間の台風発生数の平均は26〜27個ですので、今年は10月にしてすでに平均を越えました。最近では、日本に台風が史上最多の10個も上陸したことでも記憶に残る2004年に29個の台風が発生していますが、それ以来の活発な台風シーズンとなっています。この29個を越えると、1977年以来の気象衛星観測時代で最大となる1994年の36個という記録があり、さらにそれを上回るのが1951年以来の観測史上で最大となる1967年の39個という記録です。また10月20日時点で28個の台風というのは、2004年の台風発生ペースを上回って史上6位に多い記録、気象衛星観測時代に限定すれば1994年の32個に次ぐ記録です。これからも台風は発生しそうな雰囲気で、最大記録はまだ遠いにしろ、歴史的にもそれなりに多い数に到達するかもしれません。
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