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1883年3月1日、日本で最初の天気図が配布されました。作成者は、お雇い外国人として来日していたドイツ人の気象学者エリヴィン・クニッピング。クニッピングは、天気予報を行うためには天気図を少なくとも1日3回描く必要があり、それには全国の測候所での1日3回の定時観測と即時通報の実施が必要だと主張しました。明治政府はその主張を受け入れて体制を整備、この3月1日からは天気図が毎日配布されるようになりました。その最初に配布された天気図を見ますと、等圧線が2本だけ引かれ、東北の東に高気圧、九州の西に低気圧のマークが描かれています。現在のものと比べると、だいぶあっさりとした天気図ですが、西から天気が下り坂といった傾向を読み取ることができます。
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