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1945年8月6日、広島に原爆が投下された日の朝6時の天気図です。高気圧の中心が日本列島の東海上ともう一つ、まさに中国地方上空にあります。広島のデータも記録されていて、天気は快晴、風力2と風は弱く、気圧は764mmHg(1018hPa)でした。しかし原爆投下後には黒い雨が降り始め、総雨量が100~120ミリに達した所もあったようです。次に8月9日、長崎に原爆が投下された日の朝6時の天気図を見ますと、高気圧の勢力は日本列島上空では弱まり、沿海州から朝鮮半島は気圧の谷になっています。この日、九州には雲が広がっていました。米軍は、第一目標だった小倉の視界が悪かったため、第二目標だった長崎で雲の切れ間から原爆を投下しました。
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