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1884年6月1日は、日本で初めての一般向け天気予報が発表されました。「気象記念日」は、この日を記念して定められたものです。毎日3回(午前6時、午後2時、午後9時)の全国天気予報がスタートしたのです。初日の天気予報は次のようなものでした。午前6時「全国一般風ノ向キハ定リナシ天気ハ変リ易シ 但シ雨天勝チ(Variable winds, Changeable, some rain)」午後2時「変リ易キ天気ニシテ風位定ラス 且雨降ル地方モアルベシ(Changeable; variable winds, local rain)」午後9時「中部及ビ西部ハ晴或ハ好天気ナルベシ 北部ノ一部ハ天気定ラス 一部ハ曇天又ハ烟霧ナルベシ(Fair to fine in central Japan and the W, partly unsettled, cloudy or hazy in the N)」この日午前6時に描かれた天気図を見ますと、等圧線が3本しかないものの、日本列島の南側の気圧が低くなっています。時期的に考えて、梅雨前線があったのでしょう。梅雨前線上の低気圧が日本列島の南を進んだ影響を受けて所々で雨が降ったが、低気圧が遠ざかった西日本は夜には天気が回復した、といったところでしょうか。
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