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2011年7月26日、新潟県阿賀町室谷(むろや)で21時57分~22時7分の10分間に50.0ミリの雨が降り、国内の最大10分間降水量を記録しました。この日の21時の天気図を見ますと、日本列島は太平洋高気圧に緩やかに覆われて、一見すると低気圧や前線など天気を崩す要素は見当たりませんが、上空には寒気があるところに南からは暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になっていました。東北から九州にかけて、次々と雷雲が発生し、各地に激しい雨を降らせました。新潟県の室谷で激しい雨が降ったのは、このわずか10分だけでしたが、滝のような恐ろしい勢いの雨が降ったものと思われます。この日の雨は短時間の局地的なものでしたが、翌27日から30日にかけては新潟県、福島県の広い範囲で大雨となり「平成23年7月新潟・福島豪雨」と命名されました。
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