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1917年10月1日、東京を台風が直撃し、最低気圧952.7hPaを記録しました。この台風により、東京では高潮による甚大な被害が発生しました。台風が接近した日はちょうど大潮でした。しかも未明の台風接近時刻は、満潮時刻5時21分に向けて潮位が上昇している時間でした。さらに台風が東京湾のすぐ西側を通過したため、最大風速43メートルに達する強い南風が海水を湾内に吹き寄せました。気圧の低下による吸い上げ効果と、防風による吹き寄せ効果が重なり、東京湾の潮位は平均より3メートルも上昇、東京都内の広い地域が浸水し、死者・行方不明者1,324人を出す大災害となりました。
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