| ||||||||||||
| ||||||||||||
|
1945年9月17日、終戦後間もない日本を猛烈な台風が襲いました。台風は鹿児島県枕崎市に上陸したことから「枕崎台風」と名付けられました。枕崎で観測された最低気圧916.1hPaは、室戸台風の911.6hPaに次ぐ低い値でした(当時の記録)。この台風による死者・行方不明者は3,856人と大きな被害が出ましたが、特に被害が大きかったのは広島県で死者・行方不明者2,012人と全国の60%以上を占めています。広島県で被害が大きかった原因として、8月6日の原爆で倒壊した直後で防災機関の機能がマヒしていたためと言われています。多くの人々が、原爆・敗戦の混乱の中、台風が接近していることを全く知らずに災害に巻き込まれてしまいました。
|