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1905年5月27日、日露戦争の日本海海戦が行われました。この日の天気は、連合艦隊からの有名な電文「本日天気晴朗なれ共波高し」として知られていますが、この元になったのは中央気象台の天気予報「天気晴朗なるも浪高かるべし」と言われています。この予報を担当したのは、後の四代目中央気象台長で日本の気象事業の基礎を築いた岡田武松でした。この日の朝6時の天気図を見ますと、低気圧の中心が北海道の東の日本海上にあります。日本海海戦の行われた対馬付近は、低気圧が通過して天気は回復したものの、低気圧の後ろ側で等圧線の間隔が狭く、風が強く吹き、そのために波も高かったようです。この天気や風、波が、海戦の行方を左右したかもしれません。
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