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1923年9月1日、11時58分に関東大震災が発生しました。この日に吹いていた強い風が、火災の延焼を引き起こし、被害を大きくしました。この日、台風が日本海沿岸を進みました。台風の中心気圧は朝6時の時点で748mmHg(997hPa)ですので勢力はそれほど強くありませんが、関東地方に強い風をもたらしました。地震の発生直後の12時には東京で南南西12.3メートルと、台風に吹き込む南よりの風が強く吹いていました。台風が東に進むに連れて風向きは西風、北風と変わって、夜には最大風速22メートルまで強まりました。このように風が強くその風向きが大きく変化したことで、延焼の方向が次々に変わって焼失域を広範囲にしました。
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