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現在ミャンマー国内で勤務しており、毎朝出勤前に雲の動きなどチェックしています。サイクロンとなると、US NAVYのTropical Warningsのサイトぐらいしか有効な情報ソースを知らないため、NAVYの予報や警戒でしか、行動できていないのが現状です。
Q1. サイクロンの動向の性質
サイクロンは、ベンガル湾で発生するという低気圧という認識をしています。しかし偏東風というか貿易風に影響されないでまっすぐ北上するのは半島の狭間の海域だからでしょうか??
おなじような緯度でマレー半島より東側で発生する台風の場合は、最初偏東風にながされて次に緯度があがると偏西風に流されて日本に着いたりしますが、同じように左右東西に振れないのでしょうか。
Q2. 気圧配置のwebデータ
私としては、高層天気図でなく一般天気図にて気圧の確認もしたいのですが、日本のサイトではこの地域の天気図を見つけることはできませんでした。ベンガル湾も網羅した気圧配置のわかるサイトというものは、世界規模で探せば、あるいは近隣諸国の気象管轄省庁等が、webに開示をしてないでしょうか。
回答が遅くなりましてすみませんでした。まずQ1についてですが、ベンガル湾のサイクロンも熱帯低気圧という意味では、基本的には台風と同じものです。次にサイクロンが北上するという点ですが、この地域では偏東風や偏西風よりも、モンスーンの影響が大きいからではないかと思います。
インドを囲むベンガル湾やアラビア海は、季節的に風の向きが反転するというモンスーン(季節風)に関しては世界的に代表的な地域です。個々の熱帯低気圧の動きはその時々の風向によって決まりますが、この地域の熱帯低気圧の動きを全体の傾向として見れば、モンスーンの風向が大きく影響しているはずです。東南アジアの東側、そして日本付近との最も大きな違いは、このモンスーンの影響の強さではないでしょうか。
次にQ2ですが、確かに日本の気象庁の天気図は日本周辺しか対象としていません。もう少し広いアジア地上解析天気図でも、西はベトナム付近までです。例えば台風情報に関しては、オフィシャルには日本の気象庁は東経100度より東側の担当で、それより西側はインド気象局の担当となりますので、日本のサイトで情報を探すのはなかなか難しいかもしれません。
ということで、近隣諸国に着目してみます。まずは上に名前を挙げたインド気象局を見てみます。ここもいちおう天気図を出していますが、あまり使いやすい感じはしません。次にタイの気象局を見てみると、こちらにも天気図があり、こちらの方が使い勝手は良さそうです。
おそらく世界を探せば他にもあると思いますので、わかりしだいここに追記していきたいと思います。
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