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現在の台風の中心気圧の求め方は気象衛星に観測された台風を、過去の台風の類似画像と比較して推定していることは知っていますが、この観測方法で900hPa未満の台風が観測されないのはなぜでしょうか?過去の類似画像に900hPa未満の台風がないからではないかと思います。
台風の中心気圧については、特に900hPaが大台として意識されやすいため、このレベルを越えるかどうかは議論の的になりやすいように思います。台風の勢力を推定するドボラック法が個々の台風に対してどう適用されたのか、その根拠情報までを気象庁が公開してくれると議論を深めやすいのですが、今のところそれは難しそうです。そして中心気圧の真の値は誰も知らないため、この議論はどうしても水掛論になりがちです。台風情報を出す側に果して「900hPaの心理的な壁」があるのか、実際に業務を担当している気象庁の方に聞いてみたい感じもしますが。
ただ台風201013号に続いて台風201330号で800hPa台が出たことを考えると、そうした心理的な壁のようなものがたとえあったとしても、今後はデータに基づく客観的な判断の側面が増加するのではないかと思います。
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