ご利用ありがとうございます。リアルタイム気象(雨雲)レーダーGPV画像(Google Maps/グーグルマップ版)は、他のウェブサイトが提供するレーダー画像と比較すると、連続的に拡大縮小や移動が可能で、しかも充実した地図を基盤としているために地名や地物との位置あわせも容易というメリットがあります。また他のサイトと比較して、120時間という比較的長い保存期間を採用しているため、集中豪雨などが発生してから過去のデータを振り返るための時間的余裕もあります。ただしアニメーションとして作っているわけではないため、アニメーションとして見づらいという欠点はあります。しかしこれも、Google ChromeなどのブラウザがJavascriptの高速化に取り組んでいますので、近い将来には徐々に解決していくものと思います。
この保存期間ですが、もちろん120時間よりも延ばすことも可能です。ただしGoogle Mapsを利用するため非常に多くのタイル画像ファイルを管理しなければならず、たった120時間でも管理するレーダー画像ファイルは200万以上に達します。したがって、120時間=720時間ステップ(10分に1回の観測があるため)以上の保存には限度があり、それ以上の長期間のアーカイブについてはレーダー動画アーカイブに移していくというのを基本方針にしています。
とはいえ、集中豪雨の原因などを探るためには、レーダー動画アーカイブのムービーだけでは不十分であるのも確かです。そこで気象庁の災害をもたらした台風・大雨・地震・火山噴火等の自然現象のとりまとめ資料に掲載されるような重大な大雨イベントについては、Google Maps版もアーカイブとして別途作成する方法を取りたいと思います。このようなアーカイブは、過去の豪雨事例に順次掲載していきますので、調査などにお使いください。