デジタル台風のデータは、基本的に気象庁のベストトラックデータに基づいておりますので、両者は完全に一致します。ただし、一致しないように見える可能性として、以下の2つのケースが考えられます。
第一に、時刻表記の違いです。本サイトでは、世界標準時(UTC)による表記と日本標準時(JST)による表記が混在しているのに比べ、気象庁サイトは日本標準時による表記に統一されています。ゆえに、本サイトの世界標準時と気象庁の日本標準時を比較すると、両者が異なって見える場合があります。気象庁ベストトラックも時刻表記は世界標準時ですので、本来ならすべての時刻表記を世界標準時に統一することで混乱を防ぐべきなのです。ところが、それでは日本国民の利用にはあまりに不便ですし、生活時間との不統一による別の混乱も生じます。このような状況を踏まえ、本サイトでは世界標準時と日本標準時を混在させることにしました。注意が必要な場所ではどちらの標準時かを明記するように心掛けてはいますが、漏れもあると思います。明記すべき箇所がありましたら、再度ご連絡ください。
第二に、寿命の違いです。本サイトでは台風の寿命の定義に気象庁とは異なる定義を用いており、一部の台風については気象庁の数字と異なる数字が表示されます。具体的には一度消滅して再発生した台風について、消滅期間を含めるか含めないかの違いです。ただし、気象庁定義の寿命も提供しておりますので、必要がありましたそちらも参照してください。
最後に、ハリケーンから台風に変わるなどの珍しいケースでは、処理方法を間違えていたことも以前にはありました。そうしたバグがまだ残っているかもしれません。具体的な問題箇所をご指摘いただければ、調査の上、対応いたします。