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気象庁のホームページにもありましたがエルニーニョの年は冷夏になり台風の発生数が減少するようです。しかし、今年のように夏からエルニーニョが発生した場合は台風の発生数には影響はあるのでしょうか。 是非ご教授下さい。
2012年の台風は9月末の時点では平年並みで、発生数の面では特に影響は出ていません。エルニーニョ現象・ラニーニャ現象の時の台風発生数がどういう影響を受けるかというのは難しい質問ですが、発生数というよりは発生位置やその経路の方が変化する可能性はあります。例えばエルニーニョ現象によって、台風の卵となる雲の発生位置が変化して、それによって台風のコースも変わるというように、エルニーニョ現象が西太平洋にどういう影響を引き起こすかが問題です。また「台風」という場合、南シナ海でも一定数は発生するので、日本の冷夏が発生数に必ずしも直結するわけではないと思います。少なくとも気象庁のエルニーニョ監視速報ページを見る限りでは、今回のエルニーニョによる西太平洋への影響はそれほど大きくは出ていないようです。
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