2020年の台風に関する情報のまとめ

2020年12月30日

2020年の台風の発生個数は23個、上陸した台風はゼロ、接近する台風も平年よりも少なく、全国的に台風被害が大きかった2019年と比べると、日本への台風の影響は少ない一年だったと言えます。台風10号は当初は特別警報級の台風として警戒が呼び掛けられたものの、接近するに伴って勢力が衰え、上陸もしなかったため、被害が大きくなることはありませんでした。風水害としてはむしろ令和2年7月豪雨の被害が大きく、治水や避難などにも課題を残しました。 今年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が社会の様々な側面に影響を与え、社会のあり方に再考を迫った1年でした。災害からの避難についても三密を避けることが大前提となっため、人々が密集する避難所の環境をどう改善するかなど、積年の問題に解決を迫られる状況が生まれました。今年は幸にも、パンデミックと大災害が同時発生する複合災害は避けることができました。しかし日本の災害の歴史を振り返ってみても、パンデミックと大災害の同時発生は江戸時代をはじめとして過去にも発生しています。来年、またはそれ以降にかけても、COVID-19の影響は当分続くと考えられます。パンデミックと大災害の両方にどう備えるか、大きな課題を突き付けられた1年でした。

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