台風200706号 (PABUK) 台風の名前 = パブーク (PABUK) : 大きな淡水魚 [ラオス]

2007年08月14日 08:45 JST

台風6号(PABUK)は台湾南端を通過したあと、南シナ海を横断して広東省や香港に接近しました。そして海南島付近まで西進して熱帯低気圧になったあと、今度は向きを逆転させて東に進み始め、中国本土の南シナ海沿岸から東シナ海沿岸を進んで、現在は黄海にまで達しています。勢力としてはそれほど強いものではありませんでしたが、発達した雨雲を伴っていたため、広東省から山東省まで中国各地で大雨となりました。被災者は140万人に達しましたが、死傷者の報告は入っていないとのことです。 また中国气象局によると、雷州半島では200年に一度の大雨日本語)となったようで、1時間降水量213mm、24時間降水量739mm、総雨量935mmという観測値が報告されています。 この記録を日本の過去の大雨データ(アメダス約30年間の記録)と比べてみると、1時間降水量の最大値は千葉県香取と長崎県長浦岳でそれぞれ153mm、また1982年7月の長崎豪雨における1時間降水量187mmが日本史上1位とされていますが、1時間降水量200mmを越えるような豪雨は日本ではまだ記録されていません。熱帯においては短時間に猛烈な雨が降ることがわかります。 なお同様に、日本の過去の大雨データ24時間降水量を見てみると、1998年に高知県繁藤で979mmという値が観測されており、24時間降水量については日本でも、匹敵する記録がいくつも観測されていることもわかります。

2007年08月07日 19:15 JST

台風6号(PABUK)は先島諸島南方にあって、八重山列島が強風域に入っています。同時に台湾の一部も既に強風域に入っており、台風は台湾東南部に上陸する可能性が高くなっています。下の画像を見るとわかるように、この台風は渦巻きというよりはダンゴのような雲の塊になってしまっており、勢力としてはそれほど強い台風ではありませんが、中心付近の雲はかなり厚く発達しているようで、大雨には注意が必要です。

2007年08月07日 07:30 JST

台風6号(PABUK)は先島諸島南方を西に進んでおり、今後は強風域が八重山列島をかすめていくことになりそうです。台風は雲の形があまり良くないようで、それほど発達しないうちに台湾に上陸するという予報になっています。

2007年08月05日 17:30 JST

台風6号(PABUK)がフィリピンの東で発生しました。まだ中心付近に雲はまとまっていませんが、西に進みながらしだいに発達するという予報となっており、数日中に沖縄方面に影響が及ぶ可能性があります。

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