台風202010号 (HAISHEN) 台風の名前 = ハイシェン (HAISHEN) : 海神 [中国]

2020年09月06日 17:25 JST

台風10号(ハイシェン)の接近により、九州南部は先ほどから暴風域に入りました。台風高頻度観測(動画)を見ると、雲の形はピークから少し崩れましたが、依然として強い雨雲を伴っており、九州東部を中心にすでに大雨となっています。今夜が暴風雨のピークとなりますので、安全な場所で暴風雨に備えてください。

2020年09月06日 12:28 JST

台風10号(ハイシェン)は奄美に最接近しており、喜界島は台風の眼の端に入り少し風雨が弱まっています。台風のコースが東寄りとなったため、奄美はどうやら直撃を免れました。 これからの時間帯は、台風の中心位置だけでなく雨雲の位置にも注目してください。現在最も激しい雨が降っているのは台風から遠く離れた宮崎や高知などで、暖湿な南東風が山地で大雨を引き起こす状況が既に始まっています。これから雨量が相当増える見込みで、洪水への早めの備えも必要です。 また今後台風が接近する九州では、台風のコースが東寄りとなって陸地にさらに近づく可能性もありますので、暴風や大雨だけでなく高潮・高波にも警戒を続けてください。

2020年09月05日 14:21 JST

台風10号(ハイシェン)は大型で非常に強い勢力となりました。ひまわり8号の可視画像(13:30)を見ると、雲の渦巻が東西南北に大きく広がり、眼もくっきりと開いていることがわかります。気象衛星「ひまわり」ビューア(静止画)台風高頻度観測(動画)を見ながら、パワフルな台風10号の接近に備えてください。

2020年09月05日 14:03 JST

台風10号(ハイシェン)は非常に強い勢力を維持しつつ大型の台風となりました。大東島地方は既に暴風域に入っており、南大東島では13:09に最大瞬間風速39.6m/sを観測しました。 今夜には大東島地方にかなり接近、その後は奄美やトカラ列島も直撃する見込みで、鹿児島県の十島村や三島村では初の集団島外避難が行われるなど、各地では避難が進んでいます。今回の台風が直撃する可能性のある地域には、その他にも甑島列島や五島列島など数多くの離島があり、離島の状況を把握することが重要となりそうです。 台風の中心付近で今後予想される最大瞬間風速80m/sは、時速に直すと288km/hに相当し、新幹線並みの風速です。また台風のサイズが拡大しているため、台風の中心以外の地域でも暴風雨の影響は大きくなりそうです。台風が接近する前に台風への備えを完了し、安全な場所に避難してください。

2020年09月04日 12:01 JST

台風10号(ハイシェン)は925hPa・50m/s・70m/sの非常に強い勢力に発達し、今後さらに発達する予報です。気象庁は「特別警報級」の台風として、最大級の警戒を呼び掛けています(台風第10号の今後の見通し(進路・暴風・河川の増水・氾濫など)について)。本日中に台風への備えを終わらせる、というのが気象庁からのメッセージです。今後5日から6日にかけて、大東島から奄美にかけての地域を通過し、7日には五島列島から九州西部付近に達する見込みです。最新の気象情報を参考にしながら行動してください。

2020年09月03日 11:03 JST

一方、台風10号(ハイシェン)ですが、予報進路が当初よりも南西方向にずれてきており、現状では大東島から奄美付近を通るコースとなっていますが、さらに変わるかもしれません。いずれにしろ、かなり強い勢力のまま日本のどこかを通過・上陸する可能性が高まっており、最新情報を入手して万全に備えてください。 なお予報の変化を見るには、以下の3通りのページを目的に応じて使い分けてください。まず台風予報履歴/発表時刻固定は、ある時刻での予報の全体を見るのに便利です。ある発表時刻における短時間予報から長時間予報までを線で結ぶことにより、台風がどの方向に進んでいくかを把握できます。一方、台風予報履歴/予報時刻固定は、同じ時刻での予報の変化を見るのに便利です。ある予報時刻における長時間予報から短時間予報までを線で結ぶことにより、予報精度の向上とともに予報がどの方向に変化したのかを把握できます。最後に台風予報履歴/予報誤差は、それぞれの発表時刻と予報時刻のペアに対して発表された予報位置および予報円に対して誤差や予報円の内外判定などをまとめたもので、どのくらい予報が難しい台風だったのかを把握できます。

2020年09月02日 08:28 JST

台風10号(ハイシェン)については、まだ5日先の予報円が大きく勢力の予測も難しい状況ですが、日本の南で海水温が非常に高まっていることも考えると、かなり強い勢力での直撃という「悪いシナリオ」も想定した備えが必要です。 なお台風8号台風9号に引き続き、この台風も朝鮮半島に向かう予報となっており、この地域は3連続で台風が直撃する可能性が高まっています。台風8号については、北朝鮮にて異例の台風報道が展開されたとのニュースがありましたが、災害への脆弱性が高い北朝鮮で連続台風による被害が拡大すれば、政治にも影響が出てくるかもしれません。

2020年09月01日 22:45 JST

台風10号(ハイシェン)が小笠原近海で発生しました。予報によると、かなり発達しながら、9月6日頃に日本に接近する可能性があります。気象庁が本日公表した報道発表資料(日本の南を中心に海面水温が過去最高を記録)によると、これから台風が進んでくる海域の海面水温は、解析値のある1982年以降で最も高くなっており、台風が発達しやすい状況となっています。最新の台風情報を入手し、早めに備えてください。

関連する台風ブログ記事

  1. 2015年台風12号(ハロラ|HALOLA)
  2. 2015年台風9号(チャンホン|CHAN-HOM)
  3. 2018年台風24号(チャーミー|TRAMI)
  4. 2023年台風7号(ラン|LAN)
  5. 2016年台風7号(チャンスー|CHANTHU)
  6. 2023年台風6号(カーヌン|KHANUN)
  7. 2017年台風3号(ナンマドル|NANMADOL)
  8. 2022年台風5号(ソングダー|SONGDA)
  9. 2016年台風12号(ナムセーウン|NAMTHEUN)
  10. 2022年台風8号(メアリー|MEARI)