台風200614号 (YAGI) 台風の名前 = ヤギ (YAGI) : やぎ座 [日本]

2006年09月22日 22:00 JST

2006年09月22日 18:45 JST

台風14号(YAGI)は小笠原諸島に接近しつつあります。今夜から明日の明け方にかけて最接近するとのことで、母島はすでに暴風域に入ったようです。小笠原諸島から見ると、台風の中心はごく近い西側を通るということになり、小笠原諸島にとっては最悪のコースとなるかもしれません。 なおこの中心気圧は、2003年の台風14号(奇しくも今度の台風と同じ番号)が宮古島に接近した時に近いものですが、この時には宮古島で74.1m/sという最大瞬間風速を記録しています。

2006年09月22日 08:45 JST

台風14号(YAGI)は昨日から急速に発達を始め、ついに中心気圧は910hPaまで低下しました。今後の予想進路は硫黄列島(火山列島)から小笠原諸島へと、太平洋の島々を縫うように北上する経路となっています。 硫黄島といえば、台風12号の接近に伴って、南鳥島の職員が硫黄島へと退避したことが思い出されます。Wikipediaによると、全体に平坦な南鳥島に対して硫黄島は現在も隆起が続く火山島ということですので、高波を避けて高台に避難することも可能かもしれません。しかし、避難先で再び猛烈な台風に遭遇するとは、今年は島にとっては災難な年と言えるでしょう。 そして、その先に控えているのが小笠原諸島です。小笠原諸島に接近した台風のリストは地名(緯度・経度)で検索から調べることができますが、1968年の米国からの返還以降に小笠原(父島)に接近した過去の台風の中では、台風198317号が特に強い台風であることがわかります。小笠原諸島を襲った台風一覧によると、この時には最低気圧932.5hPa、最大瞬間風速58.6m/sを記録しており、昭和58年11月の台風17号の記事によると、この時は建物が吹き飛ぶほどの被害が出たそうです。台風がこのままの勢力を保って小笠原諸島に接近すれば、この時に匹敵するような風雨となる可能性があります。

2006年09月21日 12:45 JST

台風14号(YAGI)は、発生当初から小さくまとまった台風ですが、進路には徐々に北向き成分が加わり、雲域も多少は拡大傾向にあるようで、台風はこれから最盛期を迎えることになりそうです。まだサイズは小さめですので、直撃さえしなければ風雨の影響も小さめかもしれませんが、逆に直撃を受けてしまうと中心付近の非常に強い風雨の影響を受けてしまいます。予報円内には小笠原諸島がすっぽりと含まれており、今後の動きとその影響が心配です。

2006年09月17日 16:45 JST

台風14号(YAGI)が南鳥島の南東で発生しました。今のところ南の海上で迷走するという予報になっています。なおこの台風は、これから九州に上陸しようとしている台風13号ではありませんので、お間違えないよう御注意下さい。

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