台風200619号 (CIMARON) 台風の名前 = シマロン (CIMARON) : 野生の牛 [フィリピン]

2006年11月03日 14:00 JST

台風19号(CIMARON)はいったん北に動いたあと、今度は折り返すように南に動き、結局3日前の位置のそばに戻ってきました。この迷走の間に台風はかなり衰え、まもなく南シナ海で消えることになりそうです。

2006年11月01日 20:30 JST

台風19号(CIMARON)はフィリピンのルソン島を通過し、死者19名、行方不明15名という被害を残しました。ただし台風の勢力を考えると、これでも人的被害は比較的少なく済んだと言えるのではないでしょうか。 台風はその後、南シナ海を西にベトナム方面に進むと当初は予想されていましたが、実際には南シナ海に入って停滞を始め、現在のところ進路の予想が非常に不確定な状況となりました。また勢力は再び発達傾向を見せています。今年の台風1号は、南シナ海で進路を急変させましたが、この台風もこれから北に進路を変えて中国南部に向かうのか。現時点ではまだ不明ですが、いずれにしろ、先の台風で大量遭難の引き金となった南シナ海における漁船避難の問題には、前回の教訓が生かされるとよいと思います。

2006年10月29日 20:00 JST

台風19号(CIMARON)は猛烈な勢力のまま、ルソン島北部に間もなく上陸する見込みです。これはフィリピンにとっては不意打ちに近い状況かもしれません。24時間で75hPaも急発達する台風はそもそも稀ですし、昨日までは大した台風ではなかったわけですから、そのつもりで準備をしているとすれば大変です。非常に小さいピンホールのような眼を持つ今シーズン最強の台風の襲来を控えて、ルソン島東部および北部は危険な状態にあると言えます。

2006年10月29日 11:00 JST

台風19号(CIMARON)は、昨日の09時JSTには中心気圧985hPaでしたが、今日の09時JSTには中心気圧920hPaと、1日で65hPaも気圧が低下する急発達を見せました(12時JSTの比較では1日で75hPaの気圧低下)。台風は明日にはルソン島北部に上陸する可能性がありますが、この勢力で上陸することになれば、フィリピンにとってはかなり危険な台風となりそうです。

2006年10月27日 16:15 JST

台風19号(CIMARON)がフィリピンの東で発生しました。このあとフィリピン・ルソン島方面に西進する予報が出ています。

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