台風１８号の経路は、１週間におよぶ巨大なループを描きました。藤原効果の影響や台風の迷走によって台風経路にループが生じることはありますが、今回のループは北上し始めていた台風が南下して偏東風で戻りながら再発達し、しかもほぼ完璧な（？）形で一周するという珍しい現象で、ここ数十年に前例がありません。なお、このような前例のない一生にもかかわらず、気象庁の台風予報はこの現象をかなり的確に予想していたと思います（例えば2003年10月27日09:00JST時点の気象庁予想進路図）。

台風１８号(PARMA)が発生しました。台風１７号との距離が1000km程度しか離れていないため、二つの台風の相互作用が気になるところですが、今のところ日本付近には接近しないとの予想が出ています。