台風200418号 (SONGDA) 台風の名前 = ソングダー (SONGDA) : 北西ベトナムにある川の名前 [ベトナム]

2004年9月9日

台風18号(SONGDA)の特徴はなんといっても暴風でした。気象庁の速報資料によると、最大瞬間風速の上位20地点の中に、北海道・雄武の51.5m/sや札幌の50.2m/sなど、北海道が5地点も入っているのが驚きです。そして、札幌のシンボル的存在である北大・ポプラ並木が倒れ、北海道全体での農業被害や林業被害・施設被害も巨大な規模に達しました。今回の台風による暴風被害は、北海道の人々の記憶に長く残るものになりそうです。 このような北海道における暴風と比較すると、台風の直撃を受けて最低気圧924.4hPaを記録した沖縄県・名護市における暴風は46.6m/sと、ようやく17位にランクインしてはいますが、沖縄としてはそれほどの強風ではありません。このような差がなぜ生じたのか、ここに何かこの台風の特徴が隠されているのかもしれません。

2004年9月8日

台風18号(SONGDA)は温帯低気圧に変わりました。今回の台風は典型的な「風台風」と言えそうです。日本海を高速に移動するという、暴風に関しては最悪のコースを進んだため、各地では歴史的な最大瞬間風速を記録し、ほとんどの被害は風害に関連するものでした。

2004年9月7日

リンゴの涙という文集があります(リンク集参照)。当時青森県のリンゴ農家で暮らしていた小学生たちが、自分たちのリンゴ農園を襲った台風と、その被害を受け止めようとする家族たちへの思い、などをつづった詩集です。あれから13年。あの時に匹敵する台風が、いま猛スピードで接近しつつあります。被害が最小となることを祈るばかりです。

2004年9月7日

台風18号(SONGDA)による被害は緊迫の度を深めてきました。広島市では観測史上最も強い最大瞬間風速60.2m/sを記録し、史上最大の被害額に達した台風199119号を上回る強さを示しています。九州電力・中国電力とも100万戸以上が停電する事態となっており、現地からの情報も伝わりにくい状況のようです。

2004年9月7日

台風18号(SONGDA)は長崎市付近に上陸しました。九州全域はすっぽりと暴風域に入っています。予報されている進路では上陸後間もなく日本海に抜けてしまうため、台風16号の場合に比べると水蒸気供給の遮断や陸地との摩擦などによる台風の消耗が少なく、今後もあまり衰えずに東北・北海道に接近する可能性があります。

2004年9月6日

台風18号(SONGDA)は沖縄本島を通過して東シナ海を北上しています。今後は先週の台風16号と似たコースを進みそうですので、台風16号の類似台風を参考にした対策が必要になるでしょう。

2004年9月5日

台風18号(SONGDA)は沖縄本島を直撃し、台風の中心に近い沖縄県・名護市では気圧924.4hPaを観測しました。沖縄本島では観測史上最低の気圧とのこと(沖縄県内でも歴代4位の記録)。名護のアメダスデータを見ると、中心接近時の気圧変化が非常に大きく、眼がかなり小さく締まっていることがわかります。台風は転向点を迎えてスピードを落としているようで、沖縄本島周辺では長時間にわたって暴風雨が続きそうです。

2004年9月5日

台風18号(SONGDA)は沖縄本島を直撃するコースを進んでいます。すでに暴風域に入りました。もともと小さめで引締まった台風が最盛期に直撃しますので、中心付近では相当に強い風雨となることが予想されます。下記の「沖縄本島を通過した台風のリスト」によると、この台風の勢力は過去の通過台風と比べても最強クラスであることがわかります。

2004年9月4日

台風18号(SONGDA)は、北上へと転じる可能性が高まってきました。また昨日あたりから台風が大型化する傾向も出始めています。どうやら状況は変化しつつあるようです。

2004年9月3日

台風18号(SONGDA)は人里離れた太平洋の真中をヒッソリと進んでいます。決して弱い台風ではないのですが、これまでの経過はなんとなく中庸で変化に乏しいといった印象を受けます。が、台風の西進に伴って沖縄との距離は着実に縮まっており、油断は禁物です。

2004年9月1日

台風18号(SONGDA)は小粒でピリッと引締まった台風となってきました。眼もクッキリとしています。今のところ北上してくる気配はありません。

2004年8月31日

台風18号(SONGDA)は発達を始めており、この台風にも警戒が必要な状況となってきました。台風16号が直撃したグアムやサイパンは、今回は直撃をまぬがれそうです。

2004年8月28日

台風18号(SONGDA)がマーシャル諸島で発生しました。台風16号(CHABA)と似たような位置での発生ですが、今後の発達が予想されています。

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