2006年12月12日 23:00 JST
台風22号(UTOR)は勢力予測がなかなか面倒な台風となっています。フィリピンの島々に上陸した後、普通なら衰えるところを急に発達したり、南シナ海に出てから発達しそうなのに逆に衰弱したり、そのまま衰弱していくかと思いきや南シナ海の中部でまた発達したりと、発達と衰弱のプロセスを幾度も繰り返しています。こうした変化は大まかな傾向としては予測されていた部分もあるのですが、その時期や変化の大きさについては、正確に予測することはなかなか難しいようです。
2006年12月09日 10:30 JST
台風22号(UTOR)はゆるやかに発達しつつフィリピンに接近しており、間もなくサマール島あるいはレイテ島に上陸し、その後はセブ島にも接近する見込みです。前の3個の台風と比較すれば勢力は弱くなっていますが、引き続き発達傾向にあるため十分な警戒が必要です。なおマヨン火山のあるルソン島南部からは、かなり離れたところを通過することになります。
2006年12月08日 08:15 JST
台風22号(UTOR)がフィリピンの東で発生しました。気象庁などの予報によると、今回の台風も、以前の3個の台風に続いて再びフィリピンに上陸する見込みです。今後も 台風21号よりは さらに南を進むことになりそうですが、台風21号で大きな災害が発生したマヨン火山の山麓地域にも影響が及ぶかもしれません。また、直近3個連続で台風が急発達しているという、まるで「魔の海」のような状態になっているフィリピン東方海域で、再び台風が発達するかどうかに警戒しておく必要があります。
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