台風１４号(LEKIMA)によるベトナムの被害は、死者61人、行方不明15人に拡大しています。この台風によって起こった洪水は、ベトナムの北部山岳地帯においては、ここ45年で最悪という情報もあり、洪水と地すべりにより交通が各所で遮断されているようです。

台風１４号(LEKIMA)は間もなくベトナム中部から北部に上陸する見込みです。ベトナムでは台風の上陸に備えて、最大50万人に達する大規模な避難活動が始まっています。

台風１４号(LEKIMA)は、発生当初から雲のバランスはあまり良くありませんでしたが、徐々に中心付近に雲がまとまってきて、発達を始めてきたようです。また、台風が一向に北上しないために予想進路がどんどん西に変わっており、気象庁の当初の予報とは異なり、ベトナムが大きな影響を受けそうな状況となってきました。

台風１４号(LEKIMA)が南シナ海で発生しました。この台風、強風域の大きさが半径850kmもあり、発生当初から大きさが「超大型」という、ちょっと風変りな台風です。中心付近の狭い範囲の風が強いという、一般的な台風のイメージとはかなり異なります。今後は中国へと北上も予想されていますし、この台風が今後どのような経過をたどるかに注目です。