台風200806号 (FENGSHEN) 台風の名前 = フンシェン (FENGSHEN) : 風神 [中国]

2008年07月02日 20:00 JST

台風6号(FENGSHEN)によるフィリピンのフェリー沈没事故は、ついに訴訟にまで発展したようです。昨日の7/1、フェリーを運航していた船会社Sulpicio Linesがフィリピン気象庁(PAGASA)を訴えたことが明らかになりました。PAGASAが訴えられたのは初めてとのことです。船会社が訴えた理由は「PAGASAの台風予報が正確ではなかった」ということで、もし予報が正確で、しかもその情報がすぐに会社に伝えられていたら、フェリーを避難させることもできたのに、、、というのが船会社の主張のようです。まあそうは言っても、競合会社は運休という正しい判断を下したことに対しては、今後どう主張していくのでしょう?台風予報が外れたことに責任をかぶせるぐらいしか逃げ道がないのだとは思いますが、予報が外れるたびにいちいち訴えられていたら、気象関係の仕事など誰もできなくなりますね。

2008年06月26日 08:45 JST

台風6号(FENGSHEN)は香港付近に上陸し広東省で熱帯低気圧に変わりました。上陸前にはすでに勢力は弱まっており、中国本土ではそれほど大きな被害は報告されていないようです。しかしこの台風については、とにかく進路予報が完敗に近い状態で外れたことから、どこに問題があったのかという原因をデータから明らかにすることが、今後の台風予報の向上に寄与するのではないかと考えられています。 またフィリピンのフェリー沈没事故ではいろいろな問題が明らかになってきました。まずフェリーはエンジン故障した後に流されて浅瀬に座礁し転覆したとのことですが、エンジン故障に整備不良が関係しているかどうかも重要な問題です。というのも、フィリピンには諸外国から購入した中古船が多いため(このフェリーも日本の中古船)、古くなった船を利用すること自体の危険性がもともと存在しているからです。また整備不良がなかったとしても、そもそも古いエンジンは台風の高波のような厳しい環境では故障しやすいかもしれません。そして、積荷がバランスよく積まれていなかったのではないか、フェリーの改造によってバランスが悪くなっていたのではないか、などの疑いも指摘されています。 さらに運航会社が適切な情報を入手していたのかという問題については、フィリピンの気象庁(PAGASA)が発令した台風警報を入手せずに、インターネット上の天気情報(台風情報)を見ながら運航していたとの情報が明らかとなりました。これはインターネットの情報だから悪いというよりは、それを適切に活用できなかったことの方が問題でしょう。PAGASAによると、出航前には既に台風警報を発令しており、フェリーの進行方向にあたる地域ではSignal 2やSignal 3に台風警報を引き上げていたとのこと。しかも同じ日にライバル会社2社は運航を取り止めていた。となればフェリーの出航に危険性があるとの判断は十分に可能でしょうし、やはり最新情報の入手とそれに応じた運航計画がおろそかだったとの批判は免れないでしょう。

2008年06月24日 08:45 JST

台風6号(FENGSHEN)によるフィリピンの被害は拡大しており、すでに死者は200人を越えていますが、中でもシブヤン海で高波により座礁して沈没(転覆)した「プリンセス・オブ・ザ・スターズ」(フィリピンのフェリー写真集)の問題が大きな焦点となっています。乗員乗客860人以上のうち生存者は50人程度にとどまり、行方不明者の生存は絶望視されています。フィリピン国内でも、台風接近中になぜこのフェリーがマニラを出航したのか、ということが問題になっています。出航自体は法律に準拠しており、運航会社は「台風の進路が予測不能な変化を起こした」ことが原因だと主張していますが、政府は運航会社の責任の調査に入りました。 このフェリーは、以前は新日本海フェリーで運航していた「らいらっく」がフィリピンに売却されたもので、フィリピンでは最大の客船だそうです。そうなると避難にはかなり大きな港が必要となり寄港地も限られるでしょう。台風の進路が変わったときの避難まで想定しながら運航していたのか、そうした責任が問われることになりそうです。

2008年06月22日 16:15 JST

台風6号(FENGSHEN)はフィリピンのマニラ首都圏を直撃して北へと通過しました。各地で被害が拡大している中、シブヤン島沖でフェリーが座礁して700人超が行方不明というニュースが入ってきました。少数ながら救助された人もいるようです。速報によるとフェリーはマニラを金曜夜に出発してセブ島に向っていたとのことなので、結果的には台風の中心に向って航行を続けたことになります。台風の勢力を考慮すれば、これは無謀な航海ルートのように思えます。 今回の台風は進路を北に転じるという予想に反して西に進みつづけため、時間を追うごとに予想進路は大きく西にずれるという、予報が難しい台風でした。このフェリーは最新の情報を入手しないまま航海を続け、寄港可能な港に避難する時間的余裕もなく悪天候が襲ってきたのかもしれません。

2008年06月21日 16:15 JST

台風6号(FENGSHEN)は相変わらず西に進みつづけており、なかなか北に向きを転じないうちに、いつの間にかフィリピンを横断して西岸の方にまで到達してしまいました。島が多い地域を進んでいるにも関わらず、ビサヤン海に入って台風はさらに強まっています。今後は周辺のパナイ島やミンドロ島、そして特に人口の多いマニラ首都圏方面で影響が広がる可能性もあります。現在のところは死者12人という情報があるようです。

2008年06月20日 08:00 JST

台風6号(FENGSHEN)はずっと西北西方向に進み続けており、北に向きを転じるという当初の予想よりはかなりフィリピン寄りのコースになってきました。この台風は発生以来着実に発達を続けているため、今後台風が接近するサマール島やルソン島南部、カタンドゥアネス島などは、台風の影響を受けそうです。この台風は、基本的には発達への条件が整っているように見えますが、フィリピン諸島沿いのコースをたどることによって、台風の発達に陸地が影響を及ぼすことも考えられます。

2008年06月19日 10:30 JST

台風6号(FENGSHEN)がミンダナオ島の東で発生しました。今後もフィリピン東方を北上しながら発達を続けていきそうです。

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