台風18号(CHABA)は沖縄地方の久米島に接近したあと東シナ海を北上し、済州島や釜山に接近した後に日本海に抜けて温帯低気圧に変わりました。雨雲レーダー動画を見ると、台風の中心は久米島の西側を通って直撃を免れたため、中心気圧905hPaの台風による前例のない暴風は避けられました。逆に、台風の中心から遠く離れた沖縄本島では、暴風、波浪、大雨、高潮の4つの特別警報が出たにもかかわらず台風の影響は小さく、特別警報の内容と実態が乖離しているのではないかとの批判も出るなど、またも特別警報の問題が指摘されることとなりました。一方、韓国では台風の中心がより接近したため、韓国としては記録的な暴風と大雨となり、各地で被害が発生しました。

台風18号(CHABA)がトラック諸島近海で発生しました。明日には北マリアナ諸島を直撃し、グアム島の北方を通過します。そして、西に進んで台風17号のコースに重なったあと、やがて北に曲って沖縄方面に近付く可能性があります。まだ小さな雲の塊で今後どうなるかはわかりませんが、強力な台風が育ちやい発生場所でもあり、今後の動向には要注意です。