台風5号（マリア）は、今後も勢力を保ったまま北西に向きを変えて、東北地方太平洋側に上陸する見込みです。 この地域に東から台風が上陸することはめったになく、 2016年台風10号が観測史上初のケースとして知られています。 この台風と比べると、今回の台風はスピードが遅いことが重要な違いとなります。 動きが遅いため、台風の北側に回りこむ東からの暖かく湿った風が、 岩手県を中心とした宮城県から青森県までの山地に長時間当たり続け、雨雲が次々に発生する可能性があります。 全般台風情報によると、 多いところでは雨量が300ミリと記録的なレベルに達する見込みです。 台風を取り巻く暖かく湿った風が山地に長時間当たり続けて大雨となる現象は、 九州や紀伊半島などではしばしば発生しますが、東北地方で発生することは珍しいと言えます。 したがって、過去の大雨とは異なる地域に異なるパターンで大雨が発生する危険もあります。 雨雲レーダーや特別警報・警報・注意報、 土砂災害警戒情報、指定河川洪水予報など、 最新の防災情報や避難方法を確認して早めに備えてください。

台風5号（マリア）の進路予報が変わり、東北太平洋側に東から上陸して日本海に抜けるという、比較的珍しいコースとなりそうです。勢力としてはそれほど強くはありませんが、大雨や強風、高波など、最新の気象情報を確認しながら警戒してください。

台風5号（マリア）が父島の南南東で発生しました。今後は日本の東を北上する予報です。