2004年8月17日
台風13号(RANANIM)による中国浙江省の被害は、しだいに全貌が明らかになりつつあります。少なくとも死者164名、不明24名、被害額は181億元以上に達するとのこと。中国における台風被害としては、死者236名を出した 台風199713号以来の被害です。また中国气象局によると、中国本土を襲った台風としては、 台風195606号以来の約50年ぶりに強い台風となりました。
2004年8月13日
台風13号(RANANIM)は中国浙江(せっこう)省に上陸し、すでに被害の報告が入り始めています。被害は死者不明約80名、負傷者約2000名に達したとのことですが、今後さらに増えていく可能性もあります。
なお、一部の報道では「台風14号」と伝わっているため、念のため確認してみたところ、中国の国家气象中心のウェブサイトでは確かに「2004年第14号台风」となっています。つまり、日本の「台風13号」に相当するものが中国では「台風14号」と呼ばれている、いいかえれば、この台風は国際番号が200413号であり(中国)国内番号が200414号、ということになります。
このような名前(番号)のくい違いは、各国の気象機関が個別に台風発生を認定していることに原因があります。例えば、ある熱帯低気圧を台風として認定するか、また複数の熱帯低気圧をどういう順序で台風に認定するか、などについて各国の気象機関の判断が異なると、国ごとの台風番号がずれることになります。このことで国際的な誤解が生じないように、正式な文書には台風の国際番号を使うことになっています。
2004年8月12日
台風13号(RANANIM)は宮古島と多良間島の間を通過し、徐々に沖縄から遠ざかりつつあります。今夜には中国の浙江省付近に上陸するもようです。なお、台風は中国に接近しつつも全く衰える気配を見せておらず、大きな被害の発生が懸念される状況です。
2004年8月11日
台風13号(RANANIM)の接近に伴って、宮古島や石垣島では、風雨が徐々に強まりつつあります。台風はどうやら宮古島のすぐ西側を通過するようです。
2004年8月11日
台風13号(RANANIM)は今夜にも宮古島から石垣島・西表島付近に最接近するとの予報が出ています。台風は引続き発達を続けていますが、今のところはまだ、昨年宮古島に大被害を与えた 台風14号ほどの強い勢力には発達していません。
2004年8月10日
台風13号(RANANIM)は先島諸島直撃コースを進んでいます。強風域が大きめですので、高波の影響などが早めに出てきそうです。沖縄に接近する前に、今後どの程度まで台風が発達するかに注意が必要です。
2004年8月9日
台風13号(RANANIM)が雲もまとまってきており、発達しながら日本列島に接近するとの予報に変更されました。沖縄には影響が出そうなコースです。
2004年8月8日
台風13号(RANANIM)がフィリピン東方沖で発生しました。現在のところ、それほど発達はしない状態で日本列島に接近するとの予報が出ていますが、今後の動向に要注意です。
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